先日、北朝鮮の実質権力者・金正恩第1書記が
自国の「核抑止力」の存在を改めて発表した
「俺は全人類を全滅させることの出来る
最終兵器たる核爆弾を持っている。俺たちに
少しでも不利益があれば、躊躇なくお前たちの
頭上で爆発させる。その時お前らの命は、完全に、ない!」
彼は、修羅と畜生界の屑たる暴力団のように
周りを威嚇し挑発し恫喝し脅しているのだ!
なんという傲慢。激しい怒りが沸点に達する
全人類の生命を危険にさらす卑劣な挑発は許せない
世界中の国々と市民が、声をそろえ非難すべきだ
核兵器の脅威をチラつかせ、何かを要求するなど
犯罪者と同類ではないか。そんな北朝鮮の指導者は
どんなに口汚く罵っても足りない。最低の下司だ
これは絶対に、絶対に許されないことだ!
と、ここまで書いて「おや~っ?」と気がついた
「核兵器を持っている」「我らに不利益があれば
躊躇い無く使うゾ」という脅し言葉
これは、米国もロシアも中国も、そしてイラクも
インドもパキスタンも、みーんなが使っている言葉だ
つまり、北朝鮮と同レベル…ということだ
現状の世界とは、そんな低レベルだったのか?
知性と教養と良識で潤った文化的先進国ばかりの
集合体じゃなかったのかと驚いてしまう
まるで暴力団の修羅の論理で世界の均衡は保たれているのだ
なんと幼稚で短絡的か。情けない限り…そう呟いていると
西側首脳たちが訳知り顔で話し始めた
「我々の核兵器は危険ではない。だが、イラクや
北朝鮮の核兵器はきわめて危険なのだ」
北朝鮮の核兵器とアメリカの核兵器は何処が違うのか?
自分が持つには良いが、アイツには持たせられない
そんな論理は驕れる者の暴論に過ぎない
西側の核兵器も北朝鮮の核兵器も、同じく世界を破滅
させる究極の破壊兵器ではないか
誰が持とうがダモクレスの剣、紐が切れれば鋭利で
無常な剣が、皆の頭、母親の心臓、乳児の胸にも刺さる
全世界が危険にさらされていることに何ら変わりは無い
東日本大震災では、福島で原発事故が起きた。多大な被害が出た
そうなって初めて「原発は危険」という声が高まり、「原発擁護」
の人々も「出来れば自然エネルギーが望ましい」と言い始めた
核兵器に関してはどうだ? 実際に“悲惨な事”が起きても
「核兵器は必要」論者は、自らの主張を下げないか?
否、絶対に「本当は核兵器の無い世界が望ましい」と言わないか?
そして日本は、過去に実際に原爆が投下され、悲惨の極みを
味わったのだ。それを忘れて、まだ「核兵器は必要」と言うのか?
そんな論者は、ただの懲りない愚か者ではないか
大事なのは、「核兵器を無くすのは無理」と訳知り顔で
言うのではなく、「核兵器は絶対悪」という声を上げることだ
暴力団は「必要悪」か? 否、そんな悪人集団は社会に必要ない
“彼ら”を認めないことが、“彼ら”の除去の一歩なのだ
全ての道理は同じだ。社会に、日本に、世界に必要ないもの
あってはいけないものは、堂々と声に出して「いらない」と
言わないと、いつまで経っても存在し続ける
だから言う「核兵器は絶対悪。そんなものはいらない」
「核兵器と我々人類は、共存などできない」と
「核兵器は必要という者は人類の敵だ」と
そして、アメリカやロシアや中国等のトップたちに
「あなた達は、北朝鮮と同じ穴の狢だ。人類を危険に
さらしている。恥を知れ」と