「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

なんで謝罪する?

2011年11月17日 04時40分01秒 | Weblog

数日前、群馬県に住む35歳の男が、客として入った高崎市内の
100円ショップで、下半身を露出した上に、女性客に体液を
付着させた。更に男は、自らその様子をビデオに撮り、ネット
の動画サイトに投稿。アブノーマルな馬鹿者…という感想で
普段は一件落着なのだが、今回は「なんとも妙な感じ」なのだ

その理由は、男が勤務していた企業が「お詫び会見」をしたこ
とによる。男は、有名企業「とんかつ和幸」の店長だったのだ
店長といっても、去年の6月に入社し小さな店舗に配属された
“バイトに毛の生えた”程度の新米社員だ。(バイトに毛が生え
た程度ってドンナん?)。決して経営者や親族ではない。おまけ
に、事件発覚後に解雇している

それなのに「ご迷惑をかけた」と会見を行ったのだ

「アブな性癖者が犯罪を犯した」で済む話が、その者が勤務し
ていた企業まで「申し訳ありません」と頭を下げる…なんとも
可笑しな話ではないか。その企業が犯罪を犯した訳ではないし
その男の精神面を管理していた訳でもない。(管理できるもの
でもない)なのに「世間を騒がせてしまい痛恨の極み。今後は
全社一丸となって信頼回復に努力する」と謝罪する。妙な話だ
社員の性癖も会社が責任を負わなければいけないのか

これが欧米なら「謝罪するということは責任があると認めてい
ること」として、被害者は企業にも賠償を請求するだろう

仮に、犯罪を取り締まる側の警官が犯罪を犯したり、日本を守
る立場の自衛官が反乱を起こしたり、教師が校内で犯罪を起こ
したり、医者が病院で人殺しをしたのなら話は別だが、社員が
勤務外で、勤務とは関連のない性犯罪を犯したのだ。企業に毛
先ほどの責任はない。謝罪されることに違和感さえ覚える

「謝罪」で垣間見える社会の幼稚度。謝る必要のないところで
謝るのは“正しくない”のだ

あ、謝罪が必要なのに謝らないのも“正しくない”ですよ
判ってる? 政治家諸君
コメント
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