BEAT&180SXといっしょプラスMOBI/TAN

MT、FRに目覚めたら・?すると集まってきた180、BEAT。まさか86に乗ることになるとは思いませんでしたが・・。

高校生は腹が減る

2006-12-19 21:35:53 | 他人には余計なお世話っぽい
 シュー、シューと湯気が立ち込める。時間にして午前11時半ごろだ。
4階の校舎の窓際の席周辺にある、アル機械から湯気は出ていたのだった。


 俺は静岡から小3の頃に転校してきて、現在の西東京市に来た。
ダラダラ過ごしたお陰で、高校は自転車で通える、都立H谷高校に入学(笑)。
高校一年秋の頃か・・。高校受験の足かせが外れてたせいもあってか、教室では、かなり個性的な活動が起こっていた。
当時のクラスの主な奴には、

・玉虫色の意見を言いたがる、シャカイ党。自称、自由を愛する男(笑)。

・柔道部に入ったが弱いので、からかわれていた五の井。
奴を一度、ノリでロッカーに閉じ込めた事があった。
周りの奴らも調子に乗って、ロッカーを横倒しにしたり、ぐるぐるとタイヤの様に回転させたっけ。
あ、五の井は中にいたけど。本人曰く、面白かったけど迷惑だったって(汗)。


・帝国海軍番、S。意見はシャカイ党と対立する事が多かったグンコク高校生(笑)。
何故、犬なのか?と言うと、まだ未熟なので恐れ多くて兵隊を名乗れないとのことだった。
・・変なの。

・マッチ。苗字が近藤ってだけで付いた(笑)。

・ぞう。・・ひわいな象の絵を描いたばかりにつけられた本名、滝島。

秋にもなると俺達、完全に高校生活がマンネリ化していた。
皆が何かを求めていたわけ。でも、腹が減ってしょうがないと帝国海軍番犬Sが言った。
弁当だけでは足りないと言う。他の奴らも、冷たい飯食いたくねぇなぁ・・とかね。

 で、俺がコレ↓を持ってくることにしたの。



 電子ジャー(笑)。米も持ってきた。忘れずにおしゃもじ、持参したぜ。
お茶碗もそれぞれ用意していた。そして、いよいよ炊飯開始であった(笑)。
それが、冒頭のハナシ。

 4時間目の授業の真っ只中に、炊飯器から炊き上げご飯のニオイが教室に立ち込める。
突然、窓際に置いてある炊飯器から、シューっと蒸気があがった。


  そんな異様な教室内でも、黙々と授業は進んで行った。  


当時、校則には   『授業中にご飯を炊いてはならない』   という文言は無かった。

シャカイ党も帝国海軍番犬も、左派、右派の対極であるが、この解釈に意義は無かった(笑)。

教師も自分の授業中に早弁されるよりはマシと考えたようだ。

毎日、午前11時半には炊飯器は蒸気を吹いた。俺達はもう、状態だ。
お湯を加熱する電気加熱器も持ち込んで、コーヒーを飲んだりボンカレーをご飯にかけたりと進化もしていった。

数ヶ月、このような炊飯が4時間目に続いた。今から思うと不思議な感じがする。

クラスの女子は最初はびっくりしたんだろうが、特に苦情も言ってなかったし。

教師もデキタ、ニンゲンだった模様。

でも、大変だったんだろうな内心はさっ(笑)。授業中に飯を炊くなって!!


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2 コメント

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面白い (さちかぜ)
2006-12-19 23:04:54
面白い高校生活を過ごしていたんですね。
高校に炊飯器を持参するとは(笑)

確かに校則に駄目とは書いていないから、持って来て炊飯しても文句は言われる筋合いは無いですよね。
もっと早く知っていれば、自分もチャレンジしたかも?
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良き時代だったかも (binboko8)
2006-12-20 10:40:37
 色々な意味で寛容な時代だったかと。今なら、電子レンジでしょうね。高2、高3となると個別主義(笑)に突き進んで、こんなアホな事をするのはなくなっちゃいました。
家電売り場で、炊飯器を見かけると思い出しちゃいます。


 
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