松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

オートバイひとり旅・シベリア横断~モスクワ~中央アジアの旅17 モンゴル

2012年08月17日 | 赤道直下と陸路国境148か所
モンゴル・ウランバートルから再びロシア・ウランウデに向かう(戻る)



2003年・7月13日日曜 はれ はれ はれ はれ
朝、日本語の打てるネット「あずさや」ゲストハウスに10時に着く。玄関に入るとライダー長靴二足ある。永原さん夫婦が帰ってきているんだな。二人はまだベッドの中。永原さんはわたしがキャンプに行っている間泊まっているホテルまで二度も来てもらっていたのだった。永原さん夫婦は14時頃わたしのホテルに来てくれるとのことになった。ネットを12時頃まで打ってホテルに戻る。

隣りのあずさ屋さんのネットがうまくいかなくて永原さんが直しにかかったがうまくいかなかったと遅れて3時前にホテル見えた。マーケットに買い物に行って、まぁとりあえずご無事で「乾杯」。シベリア横断道路は8日間かかった。ホテルは3泊あとはテント泊で過ごしてきた。テントの場所選びはだれも入れないような場所にしたとか・。奥さんのみどりさんを無事に日本に戻るまで責任があると・・永原さんが主稿していた「ノーザンヲーカー」を「WTN-J」に引き継ぎに当たっていろいろ意見があったとか・・・の話も。

これまでの永原さん夫婦シベリアの道のぬかるみで苦戦したこと、わたしのこれまでのことを話したりして飲みながら永原さんから情報をえる。またこれからのルートについても話して21時頃まで話ははずんだ。あしたか、あさって移動するとか。それにしても永原さんの奥さんのシベリア横断は女性としてもしかしたら初めてではないだろうかと思う(この年の翌々年ぐらいか道路も広くなっている)。

あしたかあさって移動するとか、わたしもあしたウランウデに移動する。ここウランバートルでは「馬頭琴」が「オーダー」して2万円ぐらいでいいものが出来そう・・と沖縄出身のMさんはわたしがキャンプに行っている間おなじホテルに泊まっていたらしくメッセージを残してくれていた。


モンゴルからロシア・ウランウデに戻る途中地元の人たち

2003年7月14日月曜 くもり 一時雨
10時に出発しようと支度してオートバイを取りに出かけたらぽつぽつと雨が落ちて来た。これでは出発ヤメ。やっぱり気持ちよい天気の中で走りたいものだから、あしたに変更する。永原さんがきのう話した「中央アジア」の国境が閉まって「イランに抜けられない」ようなことが気にかかるな。モスクワまで行っても無駄になるかも・・。屋台のヒツジの焼鳥をつまみにビール、これは朝飯兼昼食。

日本人「あずさや」の隣のゲストハウスにネットを打ちに行く。永原さん夫婦はけさがたまでネットで旅の記録を打っていたらしい。わたしは途中で画面が消えてしまうので4時頃ホテルに戻る。永原さん夫婦は表まで見送りに出てきてくれた。いっしょにオートバイの前で写真を撮って別れる。

モンゴルのこと
ビール500ml=665モンクル=70円
冷えたビール=100円
食品=80円
靴下=50円
ノート=100円
歯ブラシ=110円
靴中敷き=180円
ガソリン=ワンリッター40円

ポツンと農家があった。家に馬などいたので寄ってみた。馬乳をご馳走になり家族の人たちと記念写真






2003年7月15日火曜 朝20℃ くもり20℃ 一時雨 30℃ くもり30℃ はれ34℃
きのう空もようがよくなかったので今日に出発延ばした。朝7時15分スタート。どんよりとした空もようになってきた。1時間もしないうちに小雨もおちて来た。道ばたにオートバイを止めてカッパを着よう。さー雨よ来い。せっかく完全装備したのに雨が降ってこない。まわりの景色は煙ってかすみがかっている。

国境近くになってポツリと一軒のゲルがあった、なんとなく寄りたくなってしまう。そこの家で「馬乳」をごちそうになった。馬とオートバイをいっしょに撮りたかった。家族で記念写真なども撮ったがこうゆう写真目的で立ち寄ることは許されないことと知っていて厚かましくおじゃました。いつもの自分勝手がでてしまう。すみません。こんな時はお金を置いてくるべきだろうなー。このことでうしろめたさが残る。

国境は13時から14時まで昼休憩とわかっていたので13時半頃到着。国境のそばの入国した時寄った食堂に入る。冷たいビールを期待していたのに売り切れだった、あーぁ。両替えの兄ちゃんが店のご主人にそこまで行って「買ってこい」と言ってる。注文したたべものは出て来たが「ビール」は15分も発っているのにまだ帰ってこない。

しょうがない、自分のオートバイ・ボックスに入っているぬるい缶ビールを出して「お店」の了解を得て呑む。14時10分国境があいた。出国の車5,6台が並んで止まっている。左側から先に行けと係員。あっちこっち回ってスタンプを押してもらって15時になった。出口でまた待たされる。ここでも5,6台止まっているが左側を通ってロシア側に入って行く。

一旦止められる「なぜ」だ。しかしすぐにO Kが出た。ようやくロシア側「入国」の手続きに入る。かわいい女の子なのになぜか「坊主頭」になっている。日差しが強くて暑い、暑い。待つこと3時間うーんようやく終わった。最後のスタンプを押してもらったのが18時ちょっと前だ。わたしの前に並んでいたマイカーの人は朝9時にモンゴルに入って昼食挟んで7時間も並んで待っていると話す。

暑い日差し・・長く待たされる中かわいい女の子はなぜか坊主頭にしていた。

うーん、これまでも国境では入国に1時間・出国に1時間と合計2時間ぐらいはかかってきた。ここはしょうがないのかな―それにしても永すぎる。こんなに「忍耐」がいるのか。太陽は西にまだある。霞がかかってぼんやりと光。高原の原野を走る一度通った道だもの気は楽だ。すんなりとウランウデについた。ホテルに着く前にこれから進むバイカル湖方面の道をオートバイのお兄ちゃんに聞いて確かめる。前回泊まったホテルに21時30分到着。シャワーはそこそこにビールの冷たさがうまい。


夕方ぼんやりした太陽が西に沈むころ再びロシアに入りウランウデに向かう


最新の画像もっと見る

コメントを投稿