松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

11月16,17日 砂漠の中のデルタオアシス、マウン ボツワナ

2007年12月02日 | ボツワナ

砂漠の中のオアシス マウンの町 象、キリン、など
見ることは出来るが迫力不足、ボツワナ


アフリカは春の芽吹きの季節

2007年11月16日金曜 はれ
午前中街のネット屋にいく10時から111時まで。
オートバイのオイル交換しようとしたが、いい
オイルが「ない」と片足のアレックスさんに言
われてやめにした。

ゲストハウスの人から今日16日砂漠の中のオ
アシス「デルタ地帯」の遊覧飛行でひとり空い
ていると紹介されたので乗ることにした。夕
方飛行場まで10分、オートバイで出かけ4時半
から一時間遊覧飛行をたのしむ。約1万円。

テレビでよく見る飛行機の音で「逃げ惑う動
物」たちへの迷惑犯人になりたくないなー。
幸い飛行機は思ったより高く飛んで小動物の
逃げ惑う姿は見なくてすんだ。キリン、象、か
ば、シマウマ、など目にすることが出来たが
あっとゆうまに過ぎてカメラに収める暇もな
い。

また、陸で見るような迫力も感じられなかった。
それよりも、砂漠の中の湿地帯を見てみたかっ
た。アンゴラから流れてきた川はナミビアを渡り、
ここ「マウン」Maunの広大なデルタ地帯で蒸発、
あるいは砂漠にのまれ消えていく出口のない
川らしい。

2007年11月17日土曜 はれ 夕方から大雨
夕方から雨になる。夜中にははげしい雷を伴
い大雨になる。こんなにも雨が降る時もある
んだー。この雨で動、植物たちも喜んでいる
ことだろう。ボツワナ、マウンも今日でおしま
い、あした18日はナミビアに向おう。




11月13,14,15日 砂漠のオアシスの町マウン。ボツワナ

2007年11月15日 | ボツワナ

ボツワナの民家キャンプサイトはこの近くだった

2007年11月13日火曜 はれ朝20℃
昼39℃
これまで走って来た(国の)道の側には、
こんな所にも家があるぞと驚いていた。
あすこにも、ここにもと、ひっきりなしと
言っていい程いたる所に住んでいた。
ボツワナに入ったら一定の場所に限られ
た集落になった。

森の中のゲストハウスは、バー兼レスト
ランから川をながめる。ボートも浮かん
いる。芝生より砂地の方が多い、市内も
そうだが幹線の道路を外れるとほとん
ど周りは白い砂地ばかりである。

ここのスタッフはみんな気持ちのいいス
タッフの人たちばかりだ。オーナーはイ
ングランドの人のようだ。最初はイヤだ
なーと着いた時は思ったが居心地はい
い。

町まで12kと離れているがネットカフェも
あるようだ。夜はなにもかけないで寝て
いるが朝方は冷えて、下に敷いている寝
袋をかける。

今日は飛行機で遊覧飛行することになっ
た。ゆうべ二人のペアーが突然話しかけ
てきた。「フライト」「あした」?。うん「なに
ごと」だ「お金を貸せ」とでも言ってきて
いるのか。

「遊覧飛行機」二人で900プラ=21000円
一人11000円わたしが乗れば3人で一人
7200円と安くなると、話しかけてきたの
である。夕方一時間の飛行らしい。再び夜
会ったとき「OK」の返事をした。

二人はオーストリアのカップルだった。4時
にゲストハウスを3人でミニバスでマウン
飛行場に行く。飛行場に前で水を買うそこ
へ「女性」が来て話しかけている。パイロッ
トらしい。

何を話しているのか、そのうち二人と女性
は目の前の飛行場のなかに入っていく。す
ぐに戻ってくるのだろうと待っていたが来
ない。何をしてるんだろう、30分たった。が
戻ってこない。

二人で飛んでいったのだろうか。1時間待っ
ても戻ってこない。しょうがない帰ろう。ミ
ニバスの乗り場からゲストハウスに帰る。い
ったい俺は何のために飛行場まで来たんだ。
腹立つなー。

晩飯の7時を過ぎて彼らカップルが戻って
きた。腹の虫はおさまらない。人を「バカ」
にするんじゃねー「フザケルナ」と彼にどや
しつける。「パイロット」がどうの「プログラ
ム」がどうのと話す。

待っている間二人のうち「ひとり」は私に連
絡「出来た」はずだ。そのことを怒っている
のだ。申し訳なさそうに話すが「そんなこと
」しるか、そっちから誘ってきたくせに。幻の
後味の悪い飛行遊覧だった。

2007年11月14日水曜 はれ 暑い
朝7時ごろからパソコンに日記の書き込み、
12時半まで。昼飯のあと木陰で昼寝、意外
と涼しい。14時から再びパソコンに写真の
縮小など、、結構時間がかかるなー。

だまっていると外はものすごく暑い、木陰
はうそのように涼しい。こんな暑い中を走
ってきたのかなーと思う。パソコンはバー
の側のテーブルで打っている。

バーのカウンターには朝から地元の人たち
だろうか、それとも観光客なのだろうか常
連のお客らしい人が途切れることはなく来
くつろいでいる。

2007年11月15日木曜 はれ
アフリカの人はよく床を「きれいにするなー」
と思う。ほとんどの国がそうだった。思い出さ
すだけでもスワジランド、ジンバブエ、マラウ
イ、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、

ボツワナの砂の庭でもタイルのある床は
いつも汚れるたびにきれいに拭き取っている。
「きれい好き」の「アフリカ」を一番感じて
いる。

11月12日 リックがない! ボツワナ

2007年11月15日 | ボツワナ

ボツワナの平原を走る


ボツワナの白砂の上に建つ民家

2007年11月12日月曜 はれ朝22℃
昼10時35℃ 12時39℃
晴れ上がった青空今日もよすぎる天気
で暑そうだ。6時32分すべてオートバイ
に積み込んだ。さあー出発、いつものよ
うに最後はカメラをかけリックをしょ、、

アーッ「リック」がない、すべて積み込ん
でいるのにリックがない。「どうした」、
最後にリックを下ろしたのは100k手前の
ペトロールスタンドだ。頭をよぎる、あそ
こに「置き忘れてきたのだ」

ここのレセプションはまだ閉まっている。
100k戻ることにする。たしかにあそこの
ペトロールのお店に置き忘れてきたんだ、
あせる気持ちを落ち着け落ち着けと自分
に言い聞かせる。

テントを張って荷物を入れる。テントの中
は荷物の指定席が決まっている。テントの
左奥は中型バック、その上にヘルメット、と
なりにリック、大型バック、一番右奥は金
が入っているジャンバー、ジャケット

入り口左に靴、食料バック、右に洗面用具
と決めている。そういえばリックの指定席
が空いていてカメラバックを置いた記憶
がある。しかしリックのことには気がつか
なかった。

夕べ、レセプションでカメラのバッテリー
の充電をした時も気づかなかった。疲れ
ていたのだろうか。笑いながら「これで
しょう」と赤いリックを「差し出して」くれ
ることを想像しながら走る。

100k戻ったペトロールスタンドに着いた。
「マイ、レッドリック」が「なかった」かとス
タンドに聞く「NO]知らない。お店に入っ
ても「NO]知らないと言う。二度も三度
も同じこと聞いたが「NO,NO]の返事。

ポリスに「行って」みたらと近くにいた男
性が話す。ポリスの場所は近くだった。「
どうした」「リックを置き忘れた」と話す
がどうも話が通じないようだ。警察官は
ゲストハウスで「盗られた」と思っている
ようだ。

そうじゃない、「置き忘れた」ので「盗ら
れた」のではないと話しても通じない。
もしかして、私のいないスキにテントから
盗まれたのかも知れないと頭をよぎる
が泥棒されたとは思いたくない。

でも、やっぱり盗られたのかなーと疑う。
最後は「盗まれた」ことになってしまっ
た。リックの中にはパソコン、日記など入
っている。現金は入っていない。とりあえ
ず盗難証明書を書いてもらうことにした。

10時近くになった。証明書を持って再び
泊まったゲストハウスに向う。うーん、パ
ソコンがないとこれから先不便になるな
ー。だれか南アフリカに旅する人がいな
いかなー。

その人に家のパソコンを運んでもらうこ
と「できないかなー」とか考えながら引
き返す。暑いが暑さを感じない。リックを
しょってないので背中がスースーする。

これでは気づくはずだ。置き忘れること
はないはずだな。疲れていてそれも気
づかなかったのだろうか。11時過ぎゲスト
ハウスに着いた。目のつり上がったレセ
プションのおばさんがいた。

「マイ、レッドリック」と言うとおばさんは
棚を探している、なんか脈がありそうだ。
外に出て誰かに「大声で」叫んだ。返事
があったのだろう、奥のほうの棚から、
わたしの「赤いリック」を下げてきた。

あーきのう到着した時、テントの場所を
探す時、レセプションにリック下ろしたま
ま忘れてしまったのか。あきらめていた
リックが出てきた。あーよかったなー。

保管したおばさんも、夕べ充電した時。
わたしに話してくれればよかったのに
なー。ボツワナのみなさん泥棒扱いし
てすみませんでした。

ペトロールスタンドで再び満タンにした
あと、昼飯はビール付、冷たいビール
はうまい。ホッとする。朝6時半から12
時まで5時間ちょっと、一人芝居の彷徨
は終わった。

今までもリックをしょわないで、空身で
走りはじめて、途中で気づき舞い戻った
ことは何回かある。アーこんなこと人に
知れわたってほしくないな、ボケゾーン
に入ったことを。

そろそろ年貢のおさめどきかもな。クス
クス笑われている情景が思い出される。
あーはずかしい。でもよかった、よかった。

一息入れてマウンMaunnまで200k走る
3時に着いた。マウンは砂漠の中にある
動物のオアシス、デルタ地帯であるらし
い。マウンのペトロールスタンドで銀行、
や安宿を聞く。

分りやすく教えてくれた男は、スタンド
のアレックスと名札をつけた若い男性
、左足、ひざから足を失っている。バイ
クで事故にあい「失った」と話す。

いつも、わたしは「アレー」と失敗ばか
りしているので「彼には」悪いが、覚え
やすい名前だ。宿のバックパーカーは
川のほとりにあった。ほとんど、ここも
欧米人が多く泊まっているようだ。

部屋はない、すべて宿の常設テントを
借りるか自分のテントで寝泊りする。常
設のテント大120プラ=2880円中型6
0プラ=1440円、自分のテント30プラ
=720円。

11月11日 象に遭遇 ボツワナ

2007年11月15日 | ボツワナ

象の3,4頭の群れが横断していた
渡り終わった後一頭道に戻って来た
のでこれはとばかりシャッターをき
る。うれしかったが、後で考えると
あぶないことだったなー。


ジンバブエとボツワナの国境 ジンバブエ側

ボツワナの国境に入る

ボツワナに入るBotswana
2007年11月11日日曜 はれ朝22℃ 昼39℃
ジンバブエ、ビクトリアキャンプ場は緑の森に
芝生があり気持ちがいい。ここもそうだがゲ
ストハウスやキャンプ場にはどこもプールを
併設してある。大型トラックのキャンピングトラ
ックも数台停まっている。

トラックには26人のツアー客を乗せて走って
いるとツアーの客から聞いた。そのキャンプ
場を6時50分出発、一路ボツワナへ。やく
70kmでボツワナの国境に到着。日曜日の
せいか走っていた車は一台だけ出合った。

ジンバブエの出国を終わり二日で通過した
ことになる、ボツワナ国境の手続き、この国
はビザはいらない。オートバイのカルネもい
らないようだ。その代わり走行許可書?500
プラ=10$=1200円を請求される。

ここでは米ドルは「ダメ」ボツワナのお金で
ないと「だめ」と言われる。ジンバブエとは
逆である。しかしボツワナの金はない、10km
先の町で「両替」して戻ってくるように言わ
れる。

困ったなー、もたもたしているとマイカー
で来た中年の男の人がドルをプラに両替し
てくれると言う、おーありがたい。10ドルを
両替して、残っていたジンバブエの金もい
っしょに両替してくれる。税関に支払いを済
ませる。

10kmでボツワナ最初の町「カサネKasane]
に着く。ペトロールを入れる、ここでは米ド
ルでOKだった。日曜だったが銀行ATMで
ボツワナの金を手にする。この国の紙幣は
区別しやすいので気が楽だ。

カサネの町は四つの国が集まっている、め
ずらしい町。ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ
そしてつま先のように延ばしているナンビ
アの国が一堂に集まっている。

ボツワナの道のことが心配で、心配でこと
あるごとに町で、国境で聞いてきた。ここ
カサネでも、これから先走る道路の状態を
重ね重ね聴いた。「大丈夫」「ベリーグッド」
とペトロールスタンドのスタッフは笑う。

ここカサネから東のナタNataへ300km、そ
こから南のマウンMaunnへ300km、さらに西
へ300km、逆「コ」の字型に走るのだ。次の
ペトロールスタンドは100km先にあることも
確認する。

青空の下ナタNataに向って走り出す。ああー
道路はいいなー。ホッとしながら走る。今ま
では遠くに近くに山を見てきたがここらあた
りは見渡すかぎり平原になった。ちょうど今
日本の春にあたるのだろうか、若葉の芽吹
きの林も続く。

温度計は10時で35℃を示している。暑いが
走っているかぎり、そんなに暑さを感じない。
100kで聞いていたペトロールスタンドに着い
た。スタンドの女性が手を振っている、ペトロ
ールは「NO]「フィニッシュ」「ない」と言う。

エーどうすんだ。次のスタンドまであと220k
次まで「もつかなー」。スタンドに来た車にペ
トロールを分けてもらうように話すが「ヂィー
ゼル」車でだめだった。しょうがないスピー
ドを落として走るより仕方ない。

行けるところまで行ってダメな時は、うしろ
から来る車に「ペトロールスタンド」まで走っ
てもらい「ペトロール」を運んでもらうよう
に「タノム」しか方法はないなー。スピードを
80kに落として走り出す。

気持ちよく走ってきた周りの景色も半減、ペ
トロールのなかったジンバブエで平均80k
のスピードで300kちょっと走ったこともあ
るなーと思い出しながら、もしかしたら走
りきることが出来るかも知れない。これ以
上強い風が吹かなければいいがなー。

見渡すかぎりの海のような地平線の平原
では風が強い。リザーブまで250kmは走
れたら、どうにかもちそうだ。リッター15k
m走ったとしてリザーブ5リッター×15=
75kmトータル325kmぎりぎりだ。

おー「象」だ。目の前に象が道を横断して
いる。ギヤーの切り替えをやめてエンジン
停める。カメラを取り出す、あー象は渡り
きってしまった。横断している象に出逢え
ばいいがなーと思いながらきて、それが
目の前に現れたのだ。

渡り終えた象の群れ、その中から一頭
道に戻ってきた。

残念だったなーと思っていたら渡り終わ
った3,4頭の群れの中から一頭だけ道に
戻ってきた。おーありがたい、これ以上の
チャンスはない。夢中でカメラに収める。
両サイドの林に7,8頭の象の群れがいた。

30秒違っていたら逢わなかったことだ。
これもスロースローと走って来たペトロ
ールのなさが恵んでくれた象の群れと
の遭遇と感謝しよう。象が向ってきてい
たら「どうなった」か、今考えるとぞーっ
とする。

「ブス、ブス、ブス」ガスが切れた。とうとう
リザーブへの切り替えだ、270kになってい
る。あと50kちょっとだ「よし」走りきること
が出来そうだ。スピードをさらに落として走
る。道はいいので助かっている。

ナタまであと「10km」の標識が出た。もう
少しだ。ナタの町に着いた、ついたぞー。
320kジャストを指している。小さい町だ、
さっそく満タンに給油、よかったなー。オ
ートバイから降りると「暑い」冷たい水が
ほしい。ここに「水はない」

反対側のペトロールスタンドに「ショップ」
があるとスタッフがゆう。コーラーと冷た
い水をいっきに飲む。スタンドにはレストラ
ンと店が併設されている。カメラバック、
リック、ジャケット、長袖を脱いで一休み。

14時になっている。キャンプサイトは100k
m「先」にある、ペトロールもあるとスタン
ドの男性が親切におしえてくれた。そこな
ら泊まるのにちょうどいい時刻だ。100k
走ってテントを張ろう。

暑い日差し39℃を指している。走り始め
て100kジャストでペトロールスタンドがあ
った。キャンプ場はここから1k入ったとこ
ろだ、とおそわる。

村の中にゲストハウス、キャンプ場があっ
た。なんとなく雑然としているなー。目の
つりあがったおばさんがレセプションにい
た。テントの場所は広場の「半分」に張る
ように指示される。テント代6プラ=1400
円、高いなー。

4時だ、太陽はまだ高い。日陰にテントを
張り終え洗濯したあと、サルマタでプー
ルにはいる。アーキモチガイイ。ゲストハ
ウスのビールは8プラ=190円ペトロール
スタンドは4プラ=100円と半額だ。

日が沈む前にスタンドまでビールと晩飯
をパックにつめてもらう。地元の子供が
塀越しに話しかけてきた、自分で書いた
「花」の絵を買ってくれと言ってるようだ。
あいにくコインがなかったので残念。


ザンビア、ボツワナ、ジンバブエ、ナンビア4カ国が集まるカサネの町