4月27日日曜カサブランカにつきました。
18日から10日間サハラ砂漠越え2000km砂嵐の中走りました。
横から前から砂風が吹きヘルメットをたたきヘルメットの中にも砂が
入り目にも入り込みます。前からの砂嵐はさざ波のごとく道を這って
きます。雲の上を走っているようです。
一面真っ白になり道が消えます。恐ろしい、怖い所で死ぬかもしれない
、イヤ、死んでしまうぞ。三日目、四日目道が見えなくなり、針のとがった
石だけの地獄の墓場を見てきました。朝から晩まで黄砂が吹き白黄色
の空模様が続きます。
もう限界でした、最後の600kはトラックをチャーターして運ぼうと考えました。
しかし、手続きが面倒で出来ませんでした。仕方なく悲壮な必死の覚悟で走りました。あしたはない。今日だけ生きようとそれだけ考えて走ってきました。
「蛍の光窓の雪、、」
怖い、恐ろしいと思うのは死ぬかも知れない、いや、死ぬぞ。
死を意識したのは初めてです。大西洋の海がときどき左に見えてきますがきれいだなーと思ったことはありません。
剥げ落ちたタイヤでもいい、コンクリートでもいい、車の残骸でも
いい、人間が作ったものが目に入るだけで気が休まるサハラ砂漠
でした。誰もいない砂漠を走るのは恐ろしい。
2000kmのサハラ砂漠を走り終えカサブランカに着いたとき、サハ
ラ砂漠にうちひしがれうれしさはありませんでした。
カサブランカでやったことは「物言わぬ」オートバイのオイルを
交換して高速水圧で洗車してやりました。あの激しい砂漠の中でも、
ほんとがんばってくれたことに我が相棒「グレズリーひぐま」に感謝です。
ま、とにかく生きて帰ることが出来ます。
5月始めにカルネ(オートバイのパスポート)が切れますので2,3日
したら、とりあえずスペインに渡ります。
2008.4.28 カサブランカより 松尾清晴
18日から10日間サハラ砂漠越え2000km砂嵐の中走りました。
横から前から砂風が吹きヘルメットをたたきヘルメットの中にも砂が
入り目にも入り込みます。前からの砂嵐はさざ波のごとく道を這って
きます。雲の上を走っているようです。
一面真っ白になり道が消えます。恐ろしい、怖い所で死ぬかもしれない
、イヤ、死んでしまうぞ。三日目、四日目道が見えなくなり、針のとがった
石だけの地獄の墓場を見てきました。朝から晩まで黄砂が吹き白黄色
の空模様が続きます。
もう限界でした、最後の600kはトラックをチャーターして運ぼうと考えました。
しかし、手続きが面倒で出来ませんでした。仕方なく悲壮な必死の覚悟で走りました。あしたはない。今日だけ生きようとそれだけ考えて走ってきました。
「蛍の光窓の雪、、」
怖い、恐ろしいと思うのは死ぬかも知れない、いや、死ぬぞ。
死を意識したのは初めてです。大西洋の海がときどき左に見えてきますがきれいだなーと思ったことはありません。
剥げ落ちたタイヤでもいい、コンクリートでもいい、車の残骸でも
いい、人間が作ったものが目に入るだけで気が休まるサハラ砂漠
でした。誰もいない砂漠を走るのは恐ろしい。
2000kmのサハラ砂漠を走り終えカサブランカに着いたとき、サハ
ラ砂漠にうちひしがれうれしさはありませんでした。
カサブランカでやったことは「物言わぬ」オートバイのオイルを
交換して高速水圧で洗車してやりました。あの激しい砂漠の中でも、
ほんとがんばってくれたことに我が相棒「グレズリーひぐま」に感謝です。
ま、とにかく生きて帰ることが出来ます。
5月始めにカルネ(オートバイのパスポート)が切れますので2,3日
したら、とりあえずスペインに渡ります。
2008.4.28 カサブランカより 松尾清晴