TV朝日系「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」 顎関節症

2009-04-21 23:12:10 | 歯科医療
今日TV朝日系で午後8時よりの放送「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」を録画してDVDにて再生画像を観ました。今月4/2NHKラジオ「ラジオビタミン」録音のような失敗はしていませんでした。ヤレヤレ。

番組では顎関節症を取り上げていました。昨年9/10の私のブログに「たけしの本当は怖い家庭の医学」顎関節症として、当時放送されたこの番組についてのコメントを書きましたが、内容的には同じようなものだと思います。

顎関節症の原因は大きく分けて、歯並び噛み合わせと歯軋りと今回番組で紹介されていました。歯軋りに良い歯軋りと悪い歯軋りがあること。歯軋りには、グラインディング、タッピング、クレンチングの3種類あること。クレンチングは音がしないことなどが紹介されていました。

この3種類の歯軋りをブラキシズムと呼んでいます。この原因は局所的には歯の噛み合わせや噛み癖などの癖、もう一つの原因が脳にたまったストレスです。いずれにしても、顎頭頚部の筋肉が異常に緊張することが、顎関節症や顔のゆがみを惹起させます。

筋肉が緊張しますと、クレンチングを起こしやすく、その力は咀嚼時の数倍の力となります。力が等分にかかればいいですが、歯並び噛み合わせが悪いと、力があるところに集中的にかかりやすくなります。その力が生理的許容範囲以上かかりますと、「悲鳴」を力をうけた組織器官があげるわけです。

「悲鳴」はデンタル・コンプレッション・シンドロームと番組で紹介されたように、歯が磨り減ったり、歯にクラックを入れたり、顎の骨に骨隆起のようなできものが生じたりもしますが、これは組織が力に抵抗している場合です。

力に抵抗できないとき、歯周組織が弱いと、歯周病として1~2本の歯が犠牲になります。歯も歯周組織も抵抗するとき、一番顎口腔系で脆弱なところ、顎関節に症状が出現するのです。それがいわゆる顎関節症です。

番町歯科クリニックのホームページではこの顎関節症について、解説していますのでご興味のある方はご覧になって下さい。この番組についてはもう少し解説したいので、後日「その2」をこのブログで書く予定です。ヨロシクデス。

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