今月の歯科コラム「ファイバーポストは有効」

早い人ではもうゴールデンウィークになった方もあるようです。番町歯科クリニックの診療は暦のとおりです。

遅れていた今月分の歯科コラムは今日番町歯科クリニックのホームページにアップしました。今月のテーマは「ファイバーポストは有効」。

歯科臨床をしていて一番予後で悩まされるのが、不意に起こる破折。特に歯髄のない歯冠部分が崩壊した失活歯では、歯冠修復する際根管にポストを植立して支台とします。失活歯は乾燥していてポストを立てると、どうしても破折のリスクが生じます。さりとて、ポストを立てないと、土台が少ないですので、冠を被覆することができず、どうしてもポスト植立が必要です。

ポストを立てることにより、歯根破折やポストの破折のリスクが生じます。もともと弱っている歯に歯冠修復していますので、いたわって使わないといけませんが、どうしても弱っているという感覚がありません。何らかの際、バキ！で歯冠修復物が脱離して破折が発覚したりします。

いつ起こるかわからない破折というリスクを少しでも回避する方法として、ファイバーポスト利用が有効になります。このファイバーポストについて今月の歯科コラムで解説しています。宜しければご覧下さい。ヨロシクデス。