今月のブログスター 今月の歯科コラム「噛み過ぎにご注意」

2014-07-30 23:13:08 | 歯科医療
7月もあと残すところ1日となりました。そんな今夜香川県歯科医師会主催の摂食・嚥下セミナーに行ってきました。今夜が4回目、7回シリーズの折り返しです。

摂食・嚥下セミナーで摂食嚥下機能は発達、獲得していくものであることをあらためて学んでいます。食物の性状を口で感じて動いて経験して身に着けていくものであることを、講師の綾野理加先生に教えていただきました。咀嚼の原点回帰のようです。

番町歯科クリニックのホームページ「サロン」コーナーの今月のブログスターは歯科コラムをあらためて取り上げました。今月の歯科コラム「噛み過ぎにご注意」です。

番町歯科クリニックの臨床において、最近抜歯したケースは少ないのですが、抜歯原因はカリエスでも歯周病でもありません。原因は歯根破折。歯根破折の原因は多岐にわたりますが、一つの誘因が「噛み過ぎ」。歯根破折を起こす歯は大体無髄歯(歯の歯髄がない)。歯髄が失われると歯は脆弱になります。弱っている歯に過度の荷重はやはりいけません。くれぐれもご注意です。

有髄歯(生活歯)でも歯にクラックを入れ、原因不明の歯痛を起こすケースも稀ですがあります。歯は生えてから50年以上も使っていますと、見た目は悪くなくても歯自体は酷使により傷んでいます。歯も労わって使ってほしいものです。

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