白夜の炎

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改めて-原発の危険性を予言していた二つの文書

2011-10-11 11:12:04 | 原発
 ずっと以前このブログで紹介していたが、改めて以下の二点を紹介したい。

 その一つは、平井憲夫「原発がどういうものか知ってほしい」→http://www.iam-t.jp/HIRAI/

 原発の建設現場を数多く体験した元溶接の専門家が残したものです。日本の原発の建設や面他何すの現場が、以下に素人によって、無責任な体制で運営されてきたかがよくわかります。

 Eテレの特集は原発に関する政策面や裁判などが中心で、建設の問題や原発の構造が主たる話題でしたが、平井さんはメンテナンスについて鋭い指摘をしていて、大変勉強になります。これで今まで大規模事故が起こらなかった方が不思議です。

 平井さんは最後はがんで亡くなっています。

 もう一点震災直後大変話題になった、高木仁三郎さんが日本物理学会誌に寄せた原稿です。高木さんは言うまでもなく日本原子力資料情報室を作った方です。

 タイトルは「核施設と非常事態-地震対策の検証を中心に」です。 →http://ci.nii.ac.jp/els/110002066513.pdf?id=ART0002195281&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1318299567&cp=

 阪神大震災ノ実際のデータに基づいて、日本の原発の危険性に警鐘を鳴らすとともに、「原発に事故はない」という考え方が、いかに危険にものかを的確に指摘している。このような人こそ原子量區安全委員会の委員長をすべきだったと、痛感させられる論文。素人でも十分読めます。


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