白夜の炎

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節電について―行き過ぎた規制は害をなす

2011-07-21 16:58:08 | 原発
 節電の圧力が現実的な形で迫っている。

 知り合いの某国立高専の先生から伺ったところでは、基準値を超えて電力を消費しそうになると学内でアラームが鳴り、さらにこえて消費し続けると罰金(100万円)を取られるという。

 高専では各種実験装置にも電力が必要な場合もあり、実験室や講義室は冷房を落とせないため(もちろん室温は28度)、教員たちは部屋のエアコンを切っているという。

 また事務室もエアコンを切ることがあるという。

 その知り合いは仕事中研究室では足を水を入れたバケツに入れているというが、猛暑日にエアコンなしでは-大げさでなく-生死にかかわる場合もある。

 今日こんなことを言いたくなったのは、東電の消費メーターが6割程度のためである。

 ではなぜこんな節電・節電、という事態になったかと言えば、言うまでもなく東電が福島の原発をいい影に作り、いい加減に管理してきたからに他ならない。

 もちろんその背景を言い出せば、今までこのブログで聞いてきたとおり、膨大なつながり-役所・自民党…-があるけれど、とりあえずは東電のいい加減極まりない、「まあ、そんなことは起きないだろう」と、仲間内で済ませてきたことのつけがこちらに回ってきたためだ。

 電力。熱中症で亡くなる人が出ているこのときに・・・節電。今使わなくていつ使うのか。

 大体電力消費型社会を推進し、ぼろもうけしてきたのは電力会社でしょう。

 さて、今日は発電能力の6割しか使っていない。

 だったらその分を東北電力管内に戻せ。こちらは猛暑だ。

 さらに関西電力管内などにも戻したらどうだ。

 それから、政府は学校・教育現場に罰金を科すなどということをしてはいけない。

 金を取るべきところは東電ではないのか。

 


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