白夜の炎

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マルチスズキの暴動の背景に日本人派遣社員の無能あり

2012-07-27 15:18:29 | アジア
 以下の記事をまずお読みください。

 「【マネサール(インド北部ハリヤナ州)=岩田智雄】スズキのインド子会社マルチ・スズキのマネサール工場で暴動が起きて25日で1週間となったが、深刻な事態になった背景がいまだに明確にならない。従業員側はなお、会社の対応に不満を募らせている。

 暴動の現場に近いホンダ子会社の工場。7年前に起きた同社労使のトラブルを振り返る恒例の集会が25日、開かれた。ホンダやスズキの数千人の従業員らを前に労組幹部は「政府は暴動だけを非難し、従業員の要求を聞いていない。マルチ・スズキ労組と団結しよう」と訴えた。

 マルチ・スズキ、グルガオン工場の労組幹部クルディープ・ジャングー氏は産経新聞に、「マネサール工場は今月までに契約社員を正社員にするよう会社に求めていた。賃上げも要求していた」と経営者側の「雇用問題が原因ではない」とする説明に反論。「日本人のほとんどが英語もヒンディー語も話せない。交渉はいつもインド人が相手だ」と日本企業を批判した。

 マルチ・スズキの経営者側の反応は異なる。

 「他の会社や工場にも若い従業員はいる。なぜうちだけ(暴動)なのか。何かがある」

 中西真三社長は今月21日、記者団にこう述べ、事態を十分に把握できていないことを示した。

 停職処分を受けた従業員が班長からカースト制に基づく不可触民であることを示す発言を受けたとされる問題についても、班長と従業員は同じカーストの人だったため「理由にはならない」と話す。

 工場労組に共産党組織が関与したとの疑惑について中西社長は「外郭団体の影響を受けていないということを確認して労組の登録を認めた。影響があったとなると、われわれはだまされたのか」と首をかしげる。

 一方、25日付のタイムズ・オブ・インディア紙は、放火の動機について、組合側が経営陣に暴力をふるったため、その様子を映した防犯ビデオの証拠隠滅を図ったのではないかとの当局者の見方を伝えた。事件の全容解明がなかなか進まない中、労使の溝は深まっている。」

 英語もヒンディー語もできない社員をなぜ送る。

 「何かがある」・・・それを把握するのが仕事だろう。

 言葉もできず、自らの従業員のことも理解せず、地域社会とも孤立しているから何も分からないのだ。

 無能な派遣者が暴動の一員、あるいは防げなかった一因であることは間違いないだろう。


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