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米国務省メア部長が依願退職―オフレコ指定はなく・学生のメモは正確

2011-04-07 14:46:32 | 国際
 沖縄県民を「ゆすりとたかりの名人」といったメア元日本部長が、国務省を依願退職した。

 懲戒処分ではなく、日本への謝罪も国務次官補、つまり局長クラスと誠に軽い扱いである。

 今「友達作戦」とやらで日本に恩を着せて、次にクリントンが乗り込んできて民主党政権を完全に対米自由属政権にしようということだろう。


 またメア氏の発言について、オフレコ指定があったとか、メモは不完全な度とメア氏側が主張したことについて、学生側が反論している。

 オフレコの指定もなく、メモは5人の朝貢した学生が自分のメモを持ち寄って作成したものとのこと。同席した担当の準教授も内容の正確さを保障している。

 学生の感想。「無味乾燥な米政府の公的立場の説明だと思っていたら全く違った。外交官が同盟国に対し強い偏見を持っていることに驚いた」

 

 「<沖縄差別発言>メア氏、国務省を依願退職へ

                        毎日新聞 4月7日(木)12時44分配信

ケビン・メア在沖縄米総領事(当時)=2009年5月14日、三森輝久撮影

 【ワシントン古本陽荘】沖縄に対する差別発言で米国務省日本部長の職を更迭された外交官ケビン・メア氏が、国務省を依願退職することが6日、分かった。辞職手続きが完了次第、同省を去る。日米関係筋が明らかにした。

 メア氏は、昨年12月に大学生らを対象に講演した際、沖縄について「ごまかしとゆすりの名人」などと発言していたことが先月発覚。沖縄県は強く反発し、難航していた米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題が、さらに暗礁に乗り上げた。

 米政府は事態を重く受け止め、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が先月、松本剛明外相と会談し、正式に謝罪。さらに、ルース駐日米大使も沖縄県を訪れ、仲井真弘多知事に謝罪していた。東日本大震災発生後は、国務省内の震災対策本部で、日本政府などとの調整にあたっていた。



 「メア氏発言:「オフレコ指定なし」聴講の学生と教授が反論

 【ワシントン古本陽荘】

 米国務省のケビン・メア日本部長が沖縄について「ごまかしとゆすりの名人」などと発言した問題で、この講義を聴講した米アメリカン大学の学生の一部と指導教授が毎日新聞の取材に応じた。

 メア氏側が「講義はオフレコだった」と主張しているのに対し、「オフレコの指定はなかった」と反論。また、「発言録は不正確」と語るメア氏に対し、「極めて正確」と双方の言い分は完全に食い違っている。

 講義は昨年12月3日、基地問題を抱える沖縄県への研修旅行に先立って行われ、指導教官と学生13人の計14人が聴講した。

 指導教官のデービッド・バイン准教授(文化人類学)は「誰からもオフレコだとか、外に漏らしてはいけないとは言われなかった」と明言。そのうえで、「私も丁寧にメモを取ったが、報道の根拠となった学生作成の発言録は極めて正確だ」と指摘した。


 同大3年(米国政治専攻)のトリー・ミヤギさん(20)によると、発言録は参加した5人の学生のメモを突き合わせる形で作成。講義当日は「誰も録音しなかったが、メモを取ることは止められなかった」という。「無味乾燥な米政府の公的立場の説明だと思っていたら全く違った。外交官が同盟国に対し強い偏見を持っていることに驚いた」と語った。

 また、国務省に講義を依頼した大学院生(文化人類学)のジェシカ・トレスさん(25)は、「(メア氏の)発言にはショックを受け、がっかりした。終わった後で、学生らに集まってもらって『彼の発言で感情を害したとしたら申し訳なかった』と謝罪した」と明かし、発言内容が不適切だったことを強調した。」


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