アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

グオグフのナディアちゃんたち、プチェムクフ村でお墓まいり。

2016-07-31 09:09:10 | 日記

プチェムクムのおじさんが森で採ってきのこ。

グオグフの一番上の義姉がフランスのお友達のお家に2週間ほど遊びに行くので、義母はプチェムクフ村の2番目の義姉の家に移動することになり、
私たちも便乗しました。


グオグフからプチェムクフ村に向かう途中の風景。

義母は二人の娘の家を行ったり来たりしています。2番目の娘が退職してから住んでいる今の家は、もともと義母の家ですが、相続する時に、義母の部屋を
確保する、という一文を契約書に入れたそうです。法律で決まってる、らしい。


コウノトリの巣。よく見かけます。

でも一番上の義姉の家にも義母の部屋があるので、気分によって往復しています。オーストラリアの国籍も持っているので(子供の半数以上がオーストラリアに
いる場合、親は国籍を取得できる時代があったらしい)、シドニーの義姉の家とポーランドの義姉たちの家を往復していた時代もあります。


グオグフの義姉の家の近所。

グオグフの義姉の家のお隣さんに、スコットランドのエジンバラから帰省していた娘さんと5歳と2歳の孫娘さんたちナディアちゃんとアンニャちゃんがいて、娘と何度か遊んでくれました。ナディアちゃんのお父さんはギリシャ人だそうで、アンニャちゃんもナディアちゃんもギリシャ人っぽい顔立ち。
娘はナディアちゃんを見かけると、「あそぼ〜!」と遊び始めます。そして気がつくとナディアちゃんちに入り込んで、ご飯までごちそうになったりして(笑)。


同じくグオグフの義姉の家の近所。

ナディアちゃんのお母さんは英語を話すので、ちょっとおしゃべりしました。
「実はエディンバラから夫の実家のあるギリシャに引っ越そうかって話してるの。夫も私もお互いに大家族的でキリスト教色が強い
中で育ってきてるから、スコットランドはちょっとね・・・冷たいっていうか、途中までしか人を受け入れない感じじゃない?子供たちも、こうやって近所のお家を気軽に行き来しないし。ポーランド人ってすごく差別されるのよ。確かに大量に移民して、イギリスの社会保障制度を濫用してる人もいるのは確かだけど・・・。
私もギリシャ人に間違えられるけど、ポーランド人よりは扱いがいいのよ。お医者さんに行っても、私がポーラン人ってわかるとあからさまに嫌な顔をするの・・・
まあ、ポーランド人だって、ロシア人を馬鹿にしてるし、ウクライナからの労働者を差別してるけどね」


グオグフの夕焼け。

そう、ポーランドには100万人近いウクライナからの出稼ぎ労働者がいる、と聞きました。ポーランドよりさらに物価が安く、今は治安にも問題があるウクライナの人にとって、ポーランドは言葉も習慣も近いし、隣の国なので働きにきやすいらしい。西欧の国ならもっと稼げるでしょうが、ポーランドは手軽に稼げるってことなんでしょうね。


さらにグオグフの夕焼け。

さて、プチェムクフ村で私には初めての、義父のお墓詣りに行きました。
本当は日中に行こうと思っていたのに、ダラダラと時間が過ぎ、少し暗くなってきちゃいました。
自転車で5分くらいのところにある墓地は、綺麗な造花がたくさん飾られ、瓶に入ったロウソクの灯があちこちに並んで、ちょっと神秘的でした。


プチェムクフの義姉の家にも私がシドニーで描いた絵が飾られています。真ん中と向かって右側の絵。

写真のついたお墓には義父の名前と誕生年と逝去年が彫られています。もう20年ほど前に亡くなったのです。
新しいロウソクを灯し、手を合わせてひとしきりお祈り。
なんとなく歓迎されているような、暖かい優しさに包まれたような。


プチェムクフの散歩道。

お祈りが終わったら、娘が空を指して「飛行機雲だよ!あれはおじいちゃんだ!おじいちゃん、ピョントゥカ(ハイタッチ)!」
夫が「あ、見てみて、飛行機雲のそばにハイタッチしてる手の形の雲が出てる!」
・・・確かに・・・!


散歩の途中、ビーバーのダム。

娘が大喜びで「ピョントゥカ、ジャドゥカ!(ハイタッチ、おじいちゃん!)」を空に向かって何度か繰り返している間に、
ハイタッチ形の雲はす〜っと消えて行きました。


いとこに肩車されて、いい気分。

「おじいちゃんには英語でなくてポーランド語で話したかったから、ピョントゥカって言ったんだよ!」と娘。
嬉しくなった私たち、帰宅して義姉や甥っ子たちに報告しました。


小さい蛇ちゃんも登場。

甥っ子一人が思い出したように、「そういえば、おじいちゃんはよく、ピョントゥカってやっていたよね」。

明日から、夫のシドニーからの知り合いや同級生を訪ねながら、ここから北西にある小さい町デブノ、ポーランドの真ん中ら辺にあるトルン、
その近くにある小さい町リピン、ワルシャワ近郊の町を経て、首都ワルシャワを見に行きます。

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