川原でお花見中の(?)幸ちゃん。
例年よりかなり早く咲き始めた桜ですが、いきなり寒くなったり、雨が降ったり、と試練(?)の連続。
夕暮れの桜
いつもお花見の季節は、不安定なお天気で、桜が心配になりますね。
高層ビルと桜
「世の中にたえて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし」
芝桜と桜
今年もこの在原業平の一首を思い出します。
お風呂場から花見
我が家のお風呂場は2階にあり、窓から桜が楽しめます。
窓から見上げた桜
咲き始めはワクワク、満開はうっとり、散り始めるとソワソワしつつ、湯船に舞い込む花びらにドキッとしたり。
2日続けてお花見ピクニック。
たまたまお知らせを受け取ったので、ダヴィッド・チェシーンスキー写真展「Different Beauty」のオープニングに
娘を連れて行ってみました。
広尾のチェコセンターで5月31日までやってます。
https://tokyo.czechcentres.cz/ja/program/different-beauty
こじんまりした展覧会で、写真家が訪れたいろんな国の、「違う美」を写しています。
学校にも行けず、働かなくちゃいけない子供たちなど、悲しい現実ではあるのですが、悲しさではなく、子供の健気さとか可愛らしさ、状況の悲惨さにも関わらずとりあえず生活している人の一瞬の楽しみとか慰め、みたいなものを切り取っています。
写真展の中で娘が気に入った写真の一つ。
写真家のダヴィッド・チェシーンスキーさん本人がいらして、英語が堪能な方だったので、「質問してみなさいよ」と
娘をそそのかしました(笑)。
反射しちゃってますが、もう一つの娘のお気に入りの写真。
日本語がわからないパパとは仕方なく英語で話す娘ですが、それ以外の人と英語で話すのをとても恥ずかしがります。
実はとてもシャイなところがあり、人見知りも結構するので、そそのかす、というか、ゴリ押し(笑)。
これも娘が気に入ってました。
「写真を撮る時に何を考えているんですか?」とかなり緊張して英語で質問した娘に、
「ある程度のヴィジョンはあるけど、大体頭の中はごちゃごちゃなんだ。でも撮ることで頭を整理する、ストーリーが見えてくるって感じなんだよね」ととてもフレンドリーに答えてくださって、「とってもいい人だったね、びっくりした!」と娘は大満足のようでした。
上野公園にあった黄緑色の桜。
春休み直前まで、プレゼンだの送辞だの、本人としてはかなり頑張った娘は、春休みはひたすら漫画読み放題、アニメ見放題のダラダラ生活を楽しんでいました。
園里黄桜、ソノサトキザクラ、という名前だそうです。
あと少しで春休みも終わりという頃、娘は「今日は早く寝る」と言い出したので「どうして?」と聞いてみました。
上野にいたお猿さん
「思いっきりダラダラ生活してわかったのが、私には9時間の睡眠が必要だってこと。7.8時間の人もいるけど、私にはもっと必要みたい。すぐに生活パターンは変わらないから、今日から数日かけて早めに寝て早く起きるリズムをつけようかと思って」だそうです。
散歩途中に見つけたすみれ。幸ちゃんのしっぽに隠れてますが(笑)
特に予定もなかった春休み、全く好きにさせていたのですが、自分で危機感を感じらしい(笑)。
さすが新6年生、自己管理を意識し始めたんですね。
すみれ、改めて拡大してみました。
ところで、監督さんの取材通訳をさせていただいた「ノートルダム 炎の大聖堂」、事実に忠実に基づいたフィクション仕立ての
映画だそうで、あらゆる「あり得ない」間違いがたくさん重なって、あの大火災が起きたということがよくわかります。
シャンテシネ銀座などで上映中
https://notredame-movie.com/
え、そんなことがあったの??と呆然の連続と共に、燃え盛る炎に危険も省みず飛び込む消防士さんたちは、
巨大な悪役と戦うヒーローそのもの。一方、煙立つ大聖堂を案じる人々の歌声に包まれるパリ市内・・・。
「自分が脚本を書いていたなら、ここまでやったらやりすぎだよな、というようなことが実際にたくさん起こっていた」と
監督さんがおっしゃるほどのたくさんのドラマが展開します。
ネットから借用、映画のシーンより。
皮肉なもので、ノートルダムの火災前から、修繕は行われていたのですが、予算が足りなくて元の通りにはならないはずだったのが、この火災が世界中に報道されたために、世界中からお金が集まり、今はちゃんと元通りに治せる予算があるそうです・・・。
春に咲く「クリスマスローズ」。
いやはや、事実は小説より奇なり、とまたして思わされますです・・・。