真剣な顔つきで、初めての外乗りから無事帰還。
生まれて初めて、娘が家族以外の人たちと3泊4日過ごした、小学校のホースキャンプが無事に終わりました。
自分で荷造りしたよ〜
入学してすぐにもらった年間スケジュールを見て、入学して2ヶ月ちょっとの6月半ばに、いきなり1、2年生だけで3泊4日のホースキャンプがあると知り、
かなり驚きました。
リュックに手足がついてます(笑)
いや、1年生のうちからいくつかキャンプがあるのはわかっていましたが、1泊2日から始めるのかな〜なんて呑気に構えていたのですよ。
まだ幼稚園児、保育園児に毛が生えたようなピカピカの小学1年生を連れて、3泊4日させるなんて、想像しただけでクラクラします(笑)
手綱つけてます。
数年前、ポニーに乗せようとしただけで怖がって、「ママと一緒じゃないとヤダ!」と駄々をこねた娘です。
本人がまず「馬、怖いなあ、大丈夫かなあ」と不安げでした。
みんなでブラッシング中。
前日、荷物チェックをして、リュックのどこに何があるかわからなくなった娘はメモに「ひだり、ぱんつ、くつした」などとリストアップ
しておりました。それまで旅行する時の荷造りは全て親まかせだったのに、と感心していたら・・・。
これから交代して乗ります。
「ママとパパがいないところで寝るのは怖い」と泣きべそかき始めました(笑)。
おさるのジョージ、馬に乗る!?
ママとパパがいないのは、キャンプ前にも経験したことがあります。
2年前にポーランドの夫の実家に数ヶ月滞在した時に、義姉に娘を預けて夫と二人だけで5日間旅行したのです。
ただ、その義姉の家には、娘はすでに何週間も滞在し、おじさん(義兄)はよく構ってくれるし、大好きないとこが二人いるし、お気に入りのワンちゃんもいたし、お隣には毎日遊びに来てくれる仲良しのちょっと年上姉妹がいて、反対側のお隣には塀をよじ登って遊びに来る同年代の姉弟がいました。
あちこち観光するのでなく、のんびりと周りのお友達と遊びたがった娘が、自分から「パパとママと一緒に行かないで、おばさんのおうちに残る」と言い出したのでした。
初めて外に出ます。
かなり独立心が強い子かも、とその時は思ったのですが、実はそれほどでもなかったようです(笑)。
森に向かっています。
それでも出発の日は、泣かずに、多少不安げではありましたが元気にみんなと一緒にバスに乗り込みました。
娘がいない間、遊べるぞ〜と思っていたのに、大きなリュックを背負っていた娘の姿が見えなくなったら、
珍しく私が寂しくなってしまいました(笑)。
今まで、夫と娘二人だけシドニーやポーランドの親戚の家に先乗りしたり、私だけ一足早く帰国したりして、数週間あるいは1ヶ月ほど
東京の家で一人で過ごすことは何度もあり、その度に独身気分を満喫しておりました。
でもね、今回は夫がいるから、長年のデフォルトである独身気分にはなれません(笑)。
キャンプ訪問の後、初めて行ってみたプレミアムアウトレット。
かと言って、娘がいる時の騒々しさとか慌ただしさがなくて、何かが足りない、変な感じ。
空の巣症候群ってこんな感じなのかなあ・・・と気分だけ何年も先の予行演習してみたり、最初の夜だけ
妙にしんみりしてました。
いそいそと物色中(笑)
以前、先生が「ホースキャンプするところは、とてもいい場所ですし、東京から2時間くらいだから、遊びに来るといいですよ。」と言ってくだいました。
ちょうど先週は暇だったし、ではお言葉に甘えて、といそいそと夫と二人でドライブデートがてらキャンプ訪問してまいりました。
突然ランチタイムに現れた両親に、娘は面食らったようで、最初は顔を背けたまま、あまり口もきいてくれません。
「最初の晩は、ママに会いたいって泣いてたよ」と周りの子供が教えてくれましたが、どうやら3日目ともなると気恥ずかしいようです。
でもね、少し時間が経ったら、娘もあれこれ馬の話を楽しそうに、他の子供たちと競うように話してくれて、ホッとしました(笑)。
1年生たちみんなが(他にも2年生がいますが)、自分よりうんと大きな馬に乗って、いつになく真剣な顔つきで集中しています。
「一回外乗りして帰って来ると、顔つきが全然違いますよ」とキャンプ場のリーダー。
うん、うん、みんないきなり数歳大人になったみたい!
頭の中のシナプスか何かが、すごい勢いで繋がっているんだろうなあ、なんて思いながら、キャンプ場を後にしました。
無事東京に着きました〜!
4日目の夕方、元気に帰宅した娘は、キャンプ中に学んだ馬のあれこれを機関銃のように話してくれました。
いい経験させてもらって、良かったなあ、と思っていたら、夜ベッドに入る前に
「楽しかったけど、でも大変だったんだよ。一人で寝るのは怖かったし、最初は馬も大きくて怖かったし、お世話もたくさんあって忙しかったし」と涙をポロポロ流しました。
「年寄りっ子は三文安」だったかな、年取ってから生まれた子供は親が甘やかすので、使い物にならない、という意味の言葉を私の母がよく言います。
確かに娘はものすごく甘えん坊で、家では言いたい放題、やりたい放題。
いきなりの3泊4日間の集団生活でかなり緊張したんでしょうね。
こんな甘えん坊を先生方やスタッフの大人たちがよく面倒を見てくださって、本当にありがたいことです!
おかげさまで馬が好きになって、来年のキャンプも楽しみだそうです〜。
もう一度見たいと思っていた「ワンダー 君は太陽」という映画、夫と娘と3人で見てきました。
大ヒット中らしく、映画館は満員でした!
http://wonder-movie.jp/
主演の男の子が来日した時に通訳をさせていただき、同じく来日した監督の話も色々伺い、一度試写で見たけれど、もう一回
ちゃんと劇場でしっかり見たいと思ったのです。遺伝子の突然変異で、生まれつき他の子供たちとかなり違う顔の10歳の男の子が
主人公で、初めて学校にいき、いじめられたり、友達に裏切られたりしながらも、しっかり成長して行くお話です。
2回目なのに、1回目以上に大泣きしてしまいました(笑)。ストーリーがわかっているのに、いや、だからこそなのか、
一人一人のキャラクターの気持ちにいちいち共鳴してしまう。
夫もところどころ涙目になったようですが、同時に大笑いするシーンもたくさんあるのです。
娘は、主人公のユーモラスな行動に大笑いして、途中ツボに入ってしまい、笑いが止まらず困ったようでした。
見終わってから「あ〜、面白かった!」だって。
映画館でもお店をチェック。
子供の視点からすると、ハートウォーミングな家族の話というよりは、今までと違う未知の世界に入り込み、何が起こるか
わからずドキドキする話、アドベンチャーストーリーなのかもしれませんね。
次の日になって、「あの映画好きだから、やっぱりもう一回見たい」と娘が言いだしました。
では、また見に行きましょうか?