アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

zen呼吸法、漢方集中講座、結婚記念日、そしてDIC川村記念美術館でバレンタインデー。

2016-02-15 01:04:07 | 日記
2月12日は結婚記念日(入籍は違う日ですが、結婚式をした日)、2月14日はバレンタインデーなので、いつもこの辺りはお祝い続きで(?)嬉しいのですが、今年はそれに
「お勉強」も重なって、慌しくも充実した数日間でした。


デザートプレートにHappy 5th Anniversaryと書いてくれました。

昼間、鎌倉まで呼吸法を習いに行ったので、結婚記念日は地元で簡単に、と思って行ったお店が、とても感じが良くて、お値段もお味もよろしく満足でございました。

ちなみに呼吸法は、これです。

http://www.zenkokyu.com/index.html

講義1時間半、実技1時間半ですが、あっという間に終わって、楽しかった〜!呼吸の前に、姿勢が大切、ということをしっかり教わりました。
姿勢はアルゼンチンタンゴを習っていた時も、気功でも同じことを言われるのですが、それがどうして大事なのか、どの筋肉を使っているのか、
を教えてもらって、納得!理論がわかると、実践しやすいような・・・?たぶん・・・ね。


ふ〜ぅ!!

ところで、娘は基本的に外食としてはパスタとピザがデフォルトなので、それを出してくれつつ、大人も楽しめるお店ってことなので(あ、それ以前に4歳児を
夜でも入れてくれるお店)実はなかなか難しいのです。

この要件を満たすお店が地元で見つかってラッキー!
楽しく美味しかったので、同じオーナーが、メキシカンとラクレットのお店を、それぞれ徒歩1分圏内のところでやっているというので、はしごしてしまった!!

いや、残り2軒はドリンクだけ。もちろん娘はジュースだけでしたが(!)、一丁前にカウンターに座って、お店のお姉さんやお兄さんとおしゃべりしたりしてました(笑)。
なんだか楽しかったなあ。


漢方集中講座の美味しい菜食弁当再び。

やや二日酔いの頭を抱えて、漢方集中講座の最終日というか2日目に出席。

http://ameblo.jp/wakuwaku-youjyou/

今度は陰陽五行説のお話を伺いました。万物は陰陽のバランス、また木火土金水の元素の相生と相克で成り立っている
という理論というか哲学ですが、これは五臓六腑だけでなく、季節や食物、風水とか四柱推命に至るまで、万物に当てはめてあるらしい。
そして五臓六腑それぞれの気血水が足りなかったり、滞っていた場合のお話など、充実度満点。


講座のおやつ。食べてばかり。

私の場合は、こうなんですけど、どうしてですか?などと途中で頓珍漢な質問をしても、きちんと答えてくださって、ありがたかったです!

何かの症状があるときは、その五臓六腑自体が弱っている場合と、それを補完するものの働きが弱っている場合、あるいは
それを抑制するものが強すぎる場合、などいろんなケースがあるんですって。だから診立てによって、処方する漢方薬も違ってくる・・・

また、バランスが大切とはいえ、心のケアについては、漢方は道徳論を説くだけで、詳しくは説明していない、などの限界も率直にお話ししてくださいました。
薬剤師さんでもあるので、例えば帯状疱疹の場合は、すぐに西洋系の薬、抗ウィルス剤を早く呑んだ方がいいので、漢方に頼る前にお医者さんに行ってください、
とかね、とても正直で誠実な先生です。


娘がバレンタイン用に、と粘土でクッキーやらチョコレートを作っていました。

呼吸法にしても、漢方のお話にしても、何だか人間の体ってすごいなあと今更ながらに感心してしまいます。宇宙の神秘というか、自然の不思議が
そのまま詰まっている。でも忘れちゃって、手入れ、ケアしないんですよね・・・前の日みたいに飲みすぎたりして・・・!


DIC川村記念美術館。

いきなり春の陽気になったバレンタインデーは、千葉にあるDIC川村記念美術館に行ってきました。広々としているお庭が素敵な美術館、マーク・ロスコの
部屋がある美術館という認識でしたが、レストランを調べたら、へへ、ちゃんとピザとパスタがありましたので、娘も安心して連れて行けます。
ということで、バレンタインデーのランチも兼ねて、訪れてみました。

http://kawamura-museum.dic.co.jp/


白鳥見ながら、ピザ食べてます。


出がけにぐずぐずしたので、最初はランチから。大きな窓から外がよく見えて、桜の季節になったらさぞかし見事だろうなあと想像しました。
大きな池に白鳥がのんびりと浮かんで、娘は大喜び!

大人用のおまかせランチもなかなかのお味で、堪能いたしました。











こうやって並べてみると、結構なボリュームですよね。全部平らげちゃった!


娘の一番のお気に入りの作品の前で。

そして美術館の中を回りました。知らなかったのですが、この美術館にはフランク・ステラの作品がたくさんあったんですね〜!
年代順に並べられていて、ミニマルアート時代から立体、そして彫刻に至るまでのプロセスがはっきりわかるように展示されていて、
とても興味深かったです。


これから入るよ〜。

ニューヨーク大学でコンテンポラリー・アートの授業を取っていたことがあり、フランク・ステラのことも少しかじりました。
また当時とても仲の良かったお友達のお家にもステラがあったなあ、なんて思い出したり。

ミニマルな平面を描いていた青年が、(おそらくその時代の影響も受けたのでしょう)キャンバスの枠を乗り越え、やがてキャンバスを切り裂いて立体にしていく、
そしてそれがやがて大きな鉄の塊の立体を生み出していく・・・。年代を経るにつれ、エネルギーがキャバスから飛び出して、盛り上がっていくのが、まさに
目に見えるわけです。
その変遷を、巨大都市化になぞらえる人もいるようですが、果たしてそこはどうなんでしょうね?


ピザ食べた後に絵を描きました〜!

魂はアートなどとして表現されないと目に見えない、という人がいます。私もそういう意味でのアートが好きです。フランク・ステラというアーチストを
個人的には知りませんが、彼の内的生活(知性も含めて)の少なくとも一端は作品に表れていると思うと、まだ生きているこの人の
魂の動きが見えるような気がして、ちょっとドキドキ、ワクワクします。


もう春が来た、とばかりに咲いていたお花。

展示の中に、ちょとだけ親交のあったオーストリアの画家、フンデルトヴァッサーの小品も一つだけあり、思わず「あっ!」と声を出してしまいました。
少し前に、20年ぶりくらい前におしゃべりした元同僚と、この人の話をしたばかりだったから・・・。


福寿草も咲いていました。

とてつもなく自由な魂を持った、でもとても現実的で子どもみたいな欲望も抱えていたフンデルトヴァッサーの作品は、直線を嫌い、強烈でカラフルな色使いです。
ウィーンにある、フデルトヴァッサーハウスは、子どもの絵がそのまま立体化したような建物、それも公営アパートだというので、
初めて見た時にはびっくり仰天しました。今思うとエコロジストであった彼の作品は緑溢れており、奇抜ながらもどこか心安らぐのです。


フンデルトヴァッサーハウス

こうやってアートでびっくり仰天させられることが、大好きです。最近自分ではあまり描かないけれど、たまに描いたり、何か作ったりすると、
なんでこんなのができたんだろう、と自分でもびっくり仰天することがあり、それも大好きです。


夕日をパチリ。

普段は全て当たり前に思っているけれど、本当はびっくり仰天する神秘とか驚異が自分の中にも外にも溢れている、と思い出させられた
数日間でした。