銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ヒューゴの不思議な発明

2020-08-03 00:03:58 | は行
今宵は2011年制作の「ヒューゴの不思議な発明」!
ブライアン・セルズニックの小説『ユゴーの不思議な発明』を原作とし、世界的巨匠のマーティン・スコセッシ監督が初めて手掛けた子供向けの本格ファンタジーとジョルジュ・メリエスを通しての映画愛を描いた作品。ジョルジュに関しては、ほぼ史実通りに描写されている。

パリのモンパルナス駅の時計台に隠れ住んでいる孤児のヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、亡父が残したノートとそれを元に機械人形を修復するという生活をしていた。ある日、駅の玩具屋で修復のための部品を盗もうとして店主のジョルジュ(ベン・キングスレー)に捕まってしまう。その際、ヒューゴのノートを見たジョルジュは、ノートを取り上げ、ヒューゴを追い返すのだが……という導入。

見事に1930年代を彷彿させる映像でつい見入ってしまう。ほぼ駅を舞台に繰り広げられる話の中に、子供向けファンタジーだけでなく、大人向け、特に往年の映画好きを意識したエッセンスを加味して仕上げてあるので、幅広い年齢層で観られると思うし、感じるところも老若男女それぞれ違うだろうな、と思われる作品。ただ、パリが舞台なのに英語なのはちょっとね。

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