あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

人質事件における大政翼賛化、大本営発表

2015-02-03 10:24:17 | ニュース
 今回の人質事件において、まさに日本史の負の歴史、戦前の議会の大政翼賛会やメディアの大本営発表のように、野党を含めた政府批判自粛の大政翼賛化とほんの一握りのメディアを除くメディアの大本営発表化を見せてもらった。
 
 戦前のこのような状況について、戦史・現代紛争史研究家の山崎雅弘氏は次のように語っている↓
 
「多くの人は、軍部から脅かされて政府の方針に従ったのではない。まじめな人ほど、自ら進んで政府の考えを受け入れた。それが大政翼賛会につながった。人質事件で安倍政権への批判を自粛する人々は、戦前の人々と同じようにまじめなのではないか。人質の早期解放につながる建設的な批判であれば、臆さずに行うべきだ 」 

 また東京大学東洋文化研究所の安冨歩教授( 社会生態学 )は次のように語っている。

 「言論の自由を前提とした社会であれば、いかなる時でも政府のやることは議論の対象になるべきだ。批判を控えるのは迎合するのと同じ。民主主義を脅かす危険な発想」 ( 東京新聞記事「有事の政権批判ご法度か」より )

 この状況に見られるような日本人の無意識的な、過去にも現れ、現在にも現れようとしている性質の危険性、脆弱性を多くの人が認識して欲しい。



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