ハングを始める上での最初のハードルを低くするため、私なりに考えて機材の価格を抑える手段をいくつか紹介させてもらいました。
以前、ハング界を活性化するには、既にハングを経験しながらも、残念ながら山を去っていってしまった人たちを、再び呼び戻す事が効果的では?ということを述べさせてもらいましたが、やはり、新しくハングを始める人を育て上げることも、大変重要なことだと思います。
そこで、今回はこのことについて少し考えてみたいと思います。
新しく人を呼び入れていくには、やはり、まずは宣伝が大事だと思います。
これについて、昔はよく広告をスカイスポーツ雑誌に打ったり、スクールのパンフレットを駅前とかで配布したりしたものです。
しかし、残念なことですが、現在は広告を打てるようなスカイスポーツ雑誌はなくなってしまいました。
また、スクールのパンフレットを配布しても、闇雲に配布しても残念ながら、それからスクールに来る方は、良くて1000人中3人くらい…。それがもとでハングをはじめるようになる方は、おそらく限りなく0に近いというのが現実だと思います。
スクールは、まず、この現実に気づく必要があると思うのです。
つまり、今までどうりのことをしていては、集客はまず望めないと私は考えるべきだと思います。
スクールは、今の時代、上記のこと以外の方法で集客を進めていかなければ。この先生き残れない時代に入ってしまっていると、私は思っています。
確かにそのとおりだと思います。
興味を持っている人はたくさんいるんですよね。
私は、まさに、それを受け入れる体制が、私たちこの仕事をしている者の中で、ちゃんと出来ていないように感じます。
スクールについても、活発に活動しているのは、今は日本全国でも10あまりしかないと思います。
札幌、仙台、そして福岡。このような大都市でハングのスクールが一つもないこと自体おかしいと思えます。
現状としては、興味を持っている方がいらっしゃったら、とりあえず、ネットで「ハンググライダー」と、検索してもらって、近くのスクールを探してもらうしかないでしょうか?
でも、もっと具体的に教えてあげられるような体制を作っておかなければいけないと思います。
私のエリアでは昔のままの人たちですぐになじめましたが、新しいフライヤーが増えてない事には愕然としました。
これはエリアによってまちまちでしょうが、人口はかなりの数で減っていると聞きました。
さて、活性化という点で私のエリアではテイクオフが観光客などの目に触れやすい立地ですので、興味をお持ちのギャラリーが車を降りて質問してきます。
その場合にスクールの受け入れ態勢があまりに偏っていて勧誘に積極的になれません。
またどのように勧誘したらいいかも確立していませんので、かなり勿体ない状況です。
視点を変えて、またエリアの立地を考えその土地々で勧誘出来る方法を考え、確立していただければ、そこで飛ぶフライヤーがセールスマンになれるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。私のエリアに関してはそう思う次第です。