上級ハーネスの注意点。 それは、上級ハーネスだということなのです。
いきなり禅問答のような始まり‥。
でも、これ実は一番多いクレームなのです‥。
上級ハーネスは上級ハーネスであって、決して初級ハーネスではないのです。
現在のグライダーは高性能!グライド速度も80キロくらいまでならば遜色なく使える!
でも、このくらいの速度が出せると、ハーネスは安定性が重要!
昔のようにフワフワとは飛んでいないのです。
しかも、競技は長時間‥。5時間以上のフライトでも疲れていられないのです!
つまり、レーサーハーネスには「安定がよく、疲れず、しかも空気抵抗も少ないこと!」これらが要求されます。
これは裏返すと、「起きにくく、扱いづらい!」ということ‥。
しかし、正直ベテランフライヤーの中で、無理に上級ハーネスを使おうとする方が多い!
大会に出ず、80キロでグライドしなければ、はっきり言ってスポーツハーネスの方が優れているのです!
車でも、フェラーリを持つ人は、燃費の悪さと、重いクラッチにステアリング(ハンドル)、そして、全体の扱いづらさは覚悟しなければなりません。
楽な運転をしたければ、カローラが向いているのです‥。
でも、どうしてもベテランフライヤーは上級ハーネスを選びがち‥。
これについて、現在、私はそのニーズに合うハーネスも必要なのかと思案中‥。
スポーツハーネスではなく、車で言えばレクサスみたいなハーネス。
格好はレーサーハーネス。でも、起きやすく、居住性も良く、作りはレーサーハーネス以上。しかし、値段もレーサーハーネス並み‥。
そういったハーネスがあった方が良いのでしょうかね?
大会には出たいのですが、休みが取れないのでせいぜい地元ローカル大会しか出ていません。
だから扱いやすくて、軽くて、でもかっこ悪いハーネスは欲しくない。
ぜひ、作ってください。X-RACERと同じ価格でも欲しいです。
よろしくお願いします。
今の技術ならば、レーサーと同じカッコよさで扱いやすいハーネスは出来ます!
ただ、問題なのは軽さ‥。
居住性をよくするのならばバックプレートは必要になり、結果、大幅な軽量化は無理な現状。
軽くするならば、バックプレートをなくさなければならず、6本のラインで吊るす多点吊りのハーネスになってしまいます‥。
軽量化は、最大の難問になりそうです‥。
基本構造はX-SPORT、だけど外見はX-RACER。
そのようなのが私の一番望むハーネスです。
これだと、起きやすさはテナックス、そして、安定性はそれ以上のものが期待できます。
方の力を抜き、頭上げで飛ぶことも楽です。
居住性も今までの上級ハーネスと変わらないでしょう。