ファスナーには、大きく分けて二種類があります。
一つはコイルタイプ。もう一つはチェーンタイプです。
しかし、現在ハングの世界ではチェーンタイプはめっきり見なくなりました。
したがって、いま使っているほとんどのものはコイルタイプです。
このコイルタイプもほとんどはYKK製。ヨーロッパの方ではOPTIというメーカーも使うことはありますが、どうも質が悪く、(すいません)だんだん使われなくなっているようです。
このコイルタイプは、コイルを潰して加工したものをファスナーとして使っているものですが、コイルタイプに使用しているスライダー(引き手)も、実は二種類あります。
それが写真のもので、一つは通常のスライダー。そして、もう一つがロックタイプ(持ち手が四角い方)になります。
ロックタイプは、中にツメが隠されており、引き手を持つとそのツメが引き込み、スライダーが動く仕掛けになっています。
EXEのハーネスは、最初はロックタイプのスライダーを使用していました。
理由は、インナーバックル(バックルがハーネス内にあるタイプ)のハーネスの場合、飛んでいるとファスナーが開いてくるためです。
しかし、このロックタイプのスライダーは、ランディング時、体を起こすと体がずり下がると同時にファスナーに無理に開かれて負担がかかるために、現在は、通常タイプに変更して、変わりにバックルを外につけることで負担をなくしました。
EXEハーネスの前期モデルで、ファスナーの途中にストッパーがあったのは、ロックタイプのスライダーを使用したときのファスナーの破壊を防ぐためです。
ファスナー一つとっても、安易に改造したりすると、簡単にハーネスが破壊しますので注意してください。
只今の納期情報。 バックオーダー8着につき、納期約2ヶ月。
生産効率があがっていますので。まだ短縮できる見通しがあります。