先日、ご近所さんから「大きなケヤキの木を伐採して!」と、頼まれて…。
かなり手強いケヤキの木を伐採したのですが…。
…。
しくじりました!
ケガをしてしまったのです…。
直径60センチほどのケヤキ…。
かなり手強そうです…。
前日に現地を視察…。
いろいろと考えて、最も安全に伐採できる方法を考えます。
当日…。
いちばん安全なのは、とにかく、余計な枝を全部切り落として…。
なるべく安全な形になったところで伐採に入るというものです。
もちろん、時間はいくらかかっても、安全最優先で考えて作業を進めたつもりでした。
まずは下の余計な枝からと、チェンソーを入れていったのですが…。
一番下の低い枝を切り落とした時のことです。
てっきり、切った枝は下に落ちるものだと思い込んでいたところ…。
切った枝が、思いもよらず、自分の方向に飛びかかってきたのです!
なんだこれ!と、驚いたのもつかの間…。
その枝は、私のこめかみを直撃!
私はその枝に弾き飛ばされて、3メートル弱の高さから落ちてしまいました!
何が起こったのかさっぱり分かりません…。
落ちながら、「骨の一本くらいやったかな?」なんて思いましたが…。
体をチェックしてみると、擦り傷はあるものの、大きな痛みもなく、特に異常はありません。
「よくこれだけの傷で済んだな?」なんて、自分で不思議に思いました。
ハッキリ言って、運が良かっただけです。
あれだけの事故ならば、救急車を呼んでも不思議ではなかったくらいです。
気持ちが落ち着いたところで、なんであのようなことになったか、じっくり調べてみました。
だって、枝を切ったら、下に落ちるのが当たり前だと思いません?
なんで、横に切った枝が飛んできたの?
私を直撃した枝をじっくりと調べてみて、ようやくその原因を知ることが出来ました!
私が切った枝の一部が、上の枝に引っ掛かって、私の方へブランコになって飛んできたのです!
全くの不覚でした…。
本体の大きなケヤキの伐採に気をとられてしまい、細い枝の伐採にまで、注意が行き届いていなかったのです…。
木の伐採というものは、倒れる、あるいは、落ちる木に、ぶつかるような木があってはなりません。
それが原因で、思わぬ方向に、伐採した木がはじかれてしまうからです。
これは、細い枝であっても例外ではありません!
この注意を、私は怠ってしまったのです…。
しかも…。
私は、高所作業用の安全帯を身に着けていながらも、そのフックを所定の場所にかけていなかったのです!
「低い枝だから大丈夫だろう」と、この時に、安全帯のフックをかけていなかったのです…。
すべて、自分の不覚…。
私の責任です…。
伐採を依頼した方は、真っ青になって、私の体を気遣ってくれましたが…。
逆に、あれほどご心配をかけたことが、申し訳なくて…。
これは、明らかに私の責任です…。
ケガも大したことがなかったため、そのまま作業を続行し、ケヤキの木を伐採を、この後済ませました。
今回の事故は、本当に私にとって、良い勉強になりました。
たとえ細い枝でも、木ならばそれなりの重さはあります。
私を直撃した枝は、私の体重とほぼ同じ…。
当然、こんなのが飛んで来たら、私は簡単に弾き飛ばされてしまいます!
私もそれなりに木の伐採を続けてきて、正直「慣れ」はあったと思います。
今回、これだけのケガで済んだのは、とてもラッキーだったと思います。
自分では、十分に注意していたつもりになっていましたが、まだまだ私は未熟者…。
たとえそれが細い枝であるにしろ、細心の注意をしなければいけないことを、私は学びました!