今回は外の煙突の構成をご説明します。
90度T‥壁を抜けた煙突は90度Tへとつながります。ここで煙突は90度向きを変え上へと立ち上がるわけですが、90度Tの底をよくご覧ください。ここには蓋がついていて、通常の煙突掃除は、この蓋を外し、ここからブラシを挿入して煤を取り除きます。
上に立ち上がる煙突の掃除は、煙突ブラシにグラスファイバー製のシャフトをつなげて伸ばし、掃除していきます。
そして下の煙突は、90度曲がりが内部にあるため、グラスファイバー製のシャフトは入らないので、分解して掃除するか、あるいはロープを下まで垂らし、そのロープの先にブラシを取り付け、さらにチムニーボールというおもりを取り付けて掃除していきます。
ちなみに、以前にもこのブログでご紹介しましたが、ウチの場合は水平部分や90度曲がりの部分もきれいに掃除できるように、専用の細いグラスファイバー製のシャフトを自作しました。これはホームセンターの園芸コーナーで見つけたものを加工したものです。すでに何度か使いましたが、なかなか好調です。
ウォールサポート‥外部に二重断熱煙突を使う場合、ウチの場合でも煙突の重量が100キロ近くなってしまいます。
ウォールサポートは、その重い煙突を支えるもので、ウチの場合は直径10ミリのステンレススクリューを6本使ってしっかりと固定しました。補強板の固定は当然柱のある部分にスクリューを打ち込んでいます。
二重断熱煙突・30度曲がり‥T曲がりより上は、適切に煙突を組み合わせて屋根の上まで煙突を伸ばしていきます。煙突が重いので、しっかりウォールバンドで固定し、そのウォールバンド自身もしっかりと壁に固定してください。
また、屋根から飛び出した煙突長は、風による煙の逆流を防ぐためにも規定の長さを確保してください。(必ずマニュアルに指示されています)
煙突トップ‥煙突内に雨が入らないようにするものです。ウチはスタンダードなタイプの煙突トップ を取り付けていますが、強風用などもあります。
スズメが入ってくることがあったため、ウチはステンレスの金網を巻いています。
外部の煙突の構成はこのような感じですが、私はウォールバンドの固定をよりしっかりさせて、煙突メンテナンス時に安全なように、命綱も取り付けられる強度にしました。
煙突メンテナンスは大変危険なため、安全対策を十二分に考慮した煙突を設置してくださいね!