日々の出来事

当院の出来事を紹介します

急患続き

2010-01-04 05:09:57 | Weblog
年末年始は急患が続きました。特に昨晩はひどかったです。

23時過ぎに脱水で低体温の猫を、2時過ぎに落下事故で両方の前足を骨折したプードルを、 4時に魚沼市から過呼吸がおさまらないフレンチ・ブルが来て、全て対応して入院となりました。

こんな日もあるんですね…

レニーの誕生日にミーヤが・・・

2010-01-02 01:26:25 | Weblog


私の大切な家族である三毛猫ミーヤが、昨晩亡くなりました。
まだ10歳でした。
別れは突然、やってきました。

元旦の夕方の診療後に、今日は元旦だから猫缶でもあげようかと思いました。
缶を開けスプーンを持ってケージを開けようをしたところ・・・、
中で倒れて息絶えているミーヤを発見しました。
まだ固くなってはいませんでしたが、呼吸停止・心停止・対光反射なしでした。
抱いてやりましたが、10分くらいでしょうか、動くに動けませんでした。

持病もなく昨日まで全く元気でしたので、原因は不明の突然死ということになります。
台所にいた私の様子を見に来て、なにかおいしいものください!という顔をしました。
じゃあ明日は元旦だから缶詰あげるよ・・・、そんな感じでありました。
まさか自分が飼っている猫に、こんなことが起きるなんて想定外でした。

家内と子供たちは、市内の実家に行っていましたので呼び戻しました。
皆でわんわんと泣きました。
子供は何とかならないの?と聞いてきました。
小3の息子はどういう事態かよくわかっていました。

ミーヤは開業した翌年に移転前の病院に捨てられていた4兄弟の一匹です。
この子は他の兄弟たちより気が強く、三毛猫が好きな私は飼うことに決めました。
私たち夫婦にはまだその時点では人間の子供はいませんでした。
家内にとっては娘も同然の猫でありました。
その後、男の子2人に恵まれたので、娘のいない私たちは「長女」としてかわいがっていました。
息子たちには、ミーヤのほうが君たちより年長なので、「ミーヤ姉さん」と考えなさい、
そういう感じで大切に暮らしておりました。
実際、妊娠中の家内のお腹に乗って普通に暮らしていました。
長男が生まれて自宅に帰ってきた時から、ミーヤは長男の布団の上で寝ていました。
赤ん坊が泣くと、台所まで呼びに来てくれる賢い猫でありました。

今は、ミーヤがいない生活が想像できません。
遺灰を何らかの形で残しておこうかと考えています。
砂時計にしたり、ペンダントに加工する業者もあるようです。
きちんと弔ってやり、どうするかはそれから考えます。
子供たちには、お棺に入れる手紙を書いてもらおうと思います。
家族を失う悲しみを、久しぶりに体験してしまいました。

年越し診療

2010-01-01 16:56:28 | Weblog
 大晦日は18時まで診療していました。
その後19時頃お電話をいただき、初診のプードル犬を診察しました。
お腹のどこかが痛いのは間違いない。
部位が不明ではあるものの元気なので、お薬で一晩経過をみました。
さきほど再診していただき、痛みは訴えなくなったとのこと。
よかったです。

 22時頃お電話いただいた初診の猫は、胎内市からの診療依頼でした。
猫ちゃんが呼吸困難で全身状態が悪く、対応を求められました。
家内の実家ですでに少量ながら飲酒してしまっていたため、
その旨をお断りした上で、タクシーで戻り23時から診察しました。

 胸水が貯留しており、脱水してかなり弱っていました。
胸水の分析から腫瘍が胸の中にできていることが疑われました。
酸素チューブを付け、血管点滴を始め、レントゲンなどを行いました。
気づいたら夜中の1時をまわっていました。
手伝ってもらった家内と、
 
 「波乱の幕開けだね・・・」

二人で何でも対応していた、開業したての若い頃を思い出しました。
飼い主さんから感謝していただけることが、私たちの最大の喜びであります。

今年も、少しでも多くの「ありがとう」がいただける診療をしていこうと思います!
よろしくお願いいたします。