日々の出来事

当院の出来事を紹介します

麻酔学の講習会

2011-02-21 01:28:34 | Weblog
日曜日の午後は、麻酔学のセミナーに参加してきました。
講師は、日本大学の佐野忠士先生でした。


今回のセミナーは看護師向けの講義でしたが、知っている先生が講師でもあり、基本を確認する目的で当院の看護師と一緒に参加してきました。

すでに知っていて実践していることもあれば、勘違いや知らなかったこと、最近のアップデート等もあるため、得意な分野でもたいてい新しい発見が一つはあるものです。

講義終了後は懇親会に参加して、獣医麻酔学の現状と課題を伺うことができました。
麻酔は基本的には手術や検査のために行うものです。
動物たちの高齢化に伴い、ジビアな麻酔を要求されるケースも少なくありません。

持病がなくても麻酔リスクはゼロにはなりません。
しかし持病があれば、麻酔リスクは確実に上昇します。
それを乗り越えてこそ、大きなリターンが得られるのです。

麻酔は縁の下の力もち、それだけでは患者を救えませんが、そのための重要な分野であることは間違いありませんよね。うちのように麻酔をかける機会の多い動物病院では、極めて重要な分野であります。