日々の出来事

当院の出来事を紹介します

輸血続き・・・

2011-02-17 19:23:25 | Weblog
連日、輸血が必要な子が続きます。

先日書いたDIC(播種性血管内凝固症候群)の犬2頭のうち、
交通事故の子は助かりました。

歯科処置後にDICを起こしてしまった子は、残念な結果となってしまいました・・・。
皆で助けようと必死の看病・治療を行いました。
新鮮血漿輸血で、止血がうまくいくところまで回復してくれてきていました。
しかし最後には肺水腫という状況がおきてきてしまい夜中に私と柳田先生、看護師の市橋で看取る結果になってしまいました。

今日は今日で、猫白血病ウィルス陽性のため貧血を起こしている猫に輸血をしました。
連日、輸血の必要な犬や猫が続きます。

輸血は対症療法に過ぎません。
原因を解決しなければ、また輸血が必要になるでしょう。
慢性腎不全やある種の癌など、治せない原因が背景にあることも多いのです。

血を取らせてもらうレシピエントの安全も配慮に入れなくてはなりません。
それでも輸血で助かる命が多いので、必要な場合には行っています。
不思議と同じ病気や、同じ治療が必要なケースが続くものなんですね。