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涙腺が緩むのは疲れの所為?

2008-11-09 14:00:09 | ひとりごと 医療系
当ブログの重要点はこちらにまとめてあります。なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。



土曜日の朝6時半に起きてから、31時間半が経過。

この間、睡眠は半時間ほど。 結構キツメの当直であった。

日付が変わってからの救患は、3時半頃の救急搬入のみ。



しかし病棟では、0時1分の死亡診断書作成を筆頭に、

フレッシュな下血、 頻脈発作、 術後のイレウス疑い、が

次々と発生のため上の階へ、下の階へとテンヤワンヤ。



ふとラウンジを見ると、ベンチで休まれている方がいる。

あぁ、血圧低下中の患者さんの家族だ。ご苦労様。

でも、最期の時に家族が間に合うというのはとても大切なこと。


様々な事態が一段落して医局に戻る。ソファーに身を投げ出し「最期の時」に思いを巡らす。


そうだ、鳥取に行こう!


ふいに思い付いた。ソファーから身を起し、直ちに行動に移った。


「野の花診療所」と打ち込み検索。



はじめて徳永先生の文章を目にしたのは、いつだったか?

確かあれはアップジョンという製薬会社のスコープという雑誌に連載されていた。

先生が鳥取赤十字病院内科に勤務されていた時のもの。

京都市内の往診診療で知られていた病院の医局で、読んでは何度も頷いたものだった。



野の花診療所」とは19床の有床診療所。最期の時を過ごすための場所。

実を言うと、この診療所は筆者の理想とする終末期医療と、ほとんど違わない。

これを実現された徳永先生という方、ほんま、えらいわぁ~、すごいわぁ!!


そして、その文章。 笑いあり、涙あり。


今日も涙腺が緩んだのは、当直の疲れの所為だけではないと思うのです。


どなた様も、ぜひ、お読みになって下さい。

そして我々にとって、一番確実なものなのかを、再確認下さい。


徳永進先生の連載エッセイをリンクしました。以下をクリックしてどうぞ。

野の花の一日 第1回~第30回


野の花の一日 第31回~第70回


野の花の人々 第1回~第43回





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