ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

サボテン

2017-05-20 14:04:19 | 食材
 サボテンとは、サボテン科に属する多肉植物の総称だ。その何故か宇宙を想起させるような奇妙な造形は、ニンゲンに不思議な心象を与えるようで、鑑賞用にサボテンを植木鉢等で栽培する文化は今や世界中のどこでも見られる光景になっている。また、原産地の中南米の人々はサボテンを食用にも利用しており、当ブログではお馴染みのChavez Supermarketでも当たり前のように販売されている。今食べられる肴を何でも食べる“意識の高い”30代日本式独身サラリーマン諸氏らにとっては興味津々の食材であろう。という訳で今回は、サボテンを食べてみようという企画です。


この食材の特長は以下の通りだ。参考にしてもらいたい。


①入手方法
Chavez Supermarketでは、サボテンは野菜に分類されている。メキシコ人もそこまで沢山は食べないようで、少し探さないと見つけられないが、ビニル袋に、数枚の平たいサボテンが丸ごと入れられたもの、もしくは細かく賽の目切りにされた状態で売られており、決して高くない。せっかくなので丸ごとを購入したい。ちなみにトゲは取り除かれているので危険はない。


②調理方法と味 その1
30代独身日本式サラリーマンにも簡単に調理できるメニューをいくつか紹介しよう。ひとつめは“茹でる” だ グラグラと煮立った鍋にさっと通して、水で冷やし、細く切っるだけだ。かつお節や胡麻やポン酢などのお好みの調味料や薬味を付けていただく。サボテンの触感と味を直接楽しむことができるメニューだ。


③調理法 その2
細かく賽の目に切ったサボテンを、ホールフーズなどで購入したスープにどっさり投入して一緒に熱すると、サボテン入りスープが出来上がる。市販のスープの触感が劇的に変わってびっくりするだろう。


④調理法 その3
平たいサボテンをそのままフライパンで炒めてサボテンステーキの出来上がりだ。最も見た目が楽しい逸品で、ついつい写真を撮って友人や家族にメールしてまうだろう。軽く塩コショウを振るとなおいっそう美味しくいただける。




⑤サボテンの味・食感
味や食感に関してここで述べると、諸氏らの楽しみを奪うことになるので詳細は割愛するが、基本的にはそのヌルヌルプルプルが特長だ。いろいろと実験してみて欲しい。中南米の食材にはすっきりしたメキシコ産ビールがよく合う。


⑥効能
不規則かつ偏った食生活を送っているベイエリア30代日本式独身サラリーマン諸氏に、このサボテン食を薦めるのは、その味もさることながら、別の効能のためだ。そのヌルヌルプルプルが便通にすこぶるよろしいのだ。オクラ、ナメコ、モロヘイヤ、メカブといったヌルヌル食材とは異なり、腸内までヌルヌルが維持され、まるで滑り出るように肛門から便が排出される感触は、数年間腸内に残っていた宿便も一緒に掻き出されるかのようで、これまで億劫だったトイレに行くのが俄然楽しみになる。


 このサボテンの効能に驚き、すぐにネットで調べてみると、その効果はやはり日本でも密かに着目されており、さらには美容にもよいとされ、グリーンピーススナックでお馴染みの愛知県春日井市で栽培が行われているそうだ。ベイエリア30代日本式独身サラリーマン諸氏は、日本の婦女子共の間でやがて来るであろうサボテンブームに備えて様々な調理を研究し、帰国時の久々の決死の合コンなどの際にはその知識をひけらかし、ヌルヌルプルプルを楽しんでみてはどうだろうか。

コメントを投稿