ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

Harvest Wine & Spirits Elmwoodのドイツ缶ビール

2023-01-28 14:30:52 | 生活
Harvest Wine & Spirits Elmwoodのドイツビールとは、コネチカット州ハートフォード地区にある酒屋と、そこで買えるドイツ缶ビールのことだ。2023年の新年はケンタッキー州ルイビルで迎えた。 “バーボンの町”ルイビルで格好をつけてバーボンロックを飲んでいたが、やはり筆者は醸造酒の方が好きなようで、ビールやワインが恋しくなる。さて、コネチカットに長期出張中の筆者は、遅ればせながらAIRBNBの楽しさを覚えたこともあって、宿場を転々として生活を楽しんでいる。そしてたまたまいい酒屋でおいしいドイツビールを見つけたので、ここで紹介するという企画である。


この酒屋とドイツ缶ビールの特長は以下の通りだ、参考にしてもらいたい。


①Harvest Wine & Spirits Elmwood
ニュー・ブリテン・アヴェニューを、ハートフォード地区にお住いの日本人にはお馴染みのアドン・スーパーマーケットから数ブロックほど西進すれば、Harvest Wine & Spirits Elmwoodがある。たまたま入ったこの店の品ぞろえは、このエリアの一般酒場とは一味違い、なかなか楽しい酒屋になっている。特にビールは見かけない銘柄が多く売られ、デザインの楽しさが際立つドイツ缶ビールが並ぶ冷蔵庫は目を引き、ついつい手に取ってしまう。缶ビールはシングル缶を4本以上購入すると1割引いてもらえるので、適当にデザインの良いものを購入した。ちなみにHarvest Wine & Spirits Elmwoodの店員は初老の男性かゲイ風の中年男性で、ゲイ風の店員は日によって接客態度に波があり『この前優しかったから・・』と思いニコニコしていると冷たくされるので恐ろしい。




②ヴェイヘンステフナー(weihenstephaner)社の缶ビール
ヴェイヘンステフナー社のベージュ色の缶ビールは、レトロなラベルが格好いい。左上に金色で描かれた王冠と獅子の紋章はバイエルン王国のもので荘厳だ。醸造所名やビールの種類を書いた文字のレタリングがまた、いかにもドイツっぽくてよい。下部には“1040年からの世界で最も古いビール醸造所”と書かれている。Harvest Wine & Spirits Elmwoodには“ヘフェウェシビア”と“フィストビア”の二種類の缶が売られていて、前者が緑色ラベル、後者が青ラベルとなっている。筆者の見識不足かもしれないが東海岸は欧州びいきな風習が残っていて、欧州直送品が多くみられる(ような気がする)ので楽しいものだ。

③ヘフェヴァイスビア
青ラベルのヘフェヴァイスビア(HefeWeissbier)は、ドイツでは小麦ビール(Wheat Bear)に分類されるそうだ。日本のビールの多くが大麦の麦芽で作られているのに対して、約40%ほどの小麦麦芽が含まれているものをそう呼ぶようだ。本商品のアルコール度数は5.4%で日本の有名ラガーと変わらないが、苦味指数14IBUはかなり低めだ。一口目は『あれ?味がない』と思うほどのすっきり味で、その後に嫌みのないフルーティーテイスト、そして最後にスモーキーな燻製臭が広がる飲みやすくも薫り高いビールである。コップに注いだ時のクリーミーな泡立ちも、アメリカビールではなかなか見られないもので、注ぐたびに『おっとっと』と楽しくコップに口をつけることができる。小麦であることの効果は筆者には分からなかった。



④フェスビア
緑ラベルのフェスビア(Festbier)は、美しい透明感のある黄色いビールで、ソリッドで雑味がほとんどなく飲みやすさが抜群で、それでも苦味がずしん(26IBU)とある素敵なビールだ。アルコール度数も6%弱とやや高めである。酒類はカテゴリー手法が複雑(土地だったり成分だったり)で調べるのがとても大変だ。どうやらこのフェスビアは、『ミュンヘンの上面発酵のアンバービール醸造業者が、フェスティバルでゴクゴク飲めるような軽いビールを求めて作った下面発酵ビール』ということらしい。ちょっとそれ以上のことは面倒なので調べることは止めてしまった。



うんちくはともかく、週末にドイツビールを買い込んで宿でグビグビゴクゴク飲みながら、ピザやチキン・ウイングといった不健康な食べ物をパクつく行為を幸福と思えるほどの若さを、まだ30代独身日本式サラリーマンは持っているようだ。筆者の長期出張も終わりを迎えようとしている。思いがけず再訪したニューイングランドには、まだまだ楽しいものがあるの違いない。昔、割と遊び人の筆者の叔父(当時40代)に『うらやましい』と言うと、『いやいや、こっちは必死になって遊んでいるんだから』と言っていたのを思い出す。

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