タカハシ・エリとは、タカハシの家庭教師の教え子であり、キャバ嬢でもあり、タカハシが思いを寄せていた女性でもある。最近は若い人の “キャバクラ離れ” が加速しているというニュースから、ふと筆者が初めてキャバクラに行った日のことを思い出し、孤独で暇な週末にニヤニヤしたのだ。それはタカハシに連れられてタカハシ・エリに会いに行った時で、今回はその思い出を書こうと思う。筆者やタカハシが20代非モテ大学生であったときの話だ。人生で一番楽しく悶々とする時期だ。2023年二人目の大物の死亡ニュースがYMOのタカハシユキヒロさんだったことも何かの縁に違いない。
この思い出の詳細は以下の通りだ、参考にしてもらいたい。
①タカハシとタカハシ・エリ
苦学生のタカハシは長く某衛星予備校にてチューターバイトをしていた。そこの予備校生タカハシ・エリのキュートな瞳に心をときめかせたタカハシは、ついには生徒名簿からタカハシ・エリの個人情報を入手して連絡を試みたのだった。露見すれば赤っ恥をかいてバイトをも馘になりかねないその行為は意外にも功を奏し、タカハシ・エリは好印象なメールを返信してきた。そのときのタカハシの浮かれる様は今も鮮明である。筆者の記憶が確かなら、タカハシ・エリは田舎から美容師か何かを目指して町へ出てきたものの、心変わりをして大学を目指し始めたという割と苦労人だった。生活費を稼ぐために夜はキャバクラで働いていた。そんな都会の孤独さが、タカハシの魔の手に引っかかるきっかけを与えたに違いない。タカハシはあの手この手を駆使して、タカハシ・エリの“家庭教師”として宅に上がり込む関係にまでこぎつけていた。タカハシ・エリは気持ちの浮き沈みの激しい部分があったようで、タカハシはそれに振り回されながらも野心的・献身的な家庭教師ぶりを発揮していた。人生で一番楽しく悶々とする時期である。
②タカハシが大量のVHSデッキを入手する
そんなおりタカハシのバイト先の某衛星予備校が、設備のDVD化のため20台ほどのVHSデッキを処分するという話を聞きつけ、“それを引き取って一儲けしようか”という話になった。当時はレンタルビデオ屋でもVHSとDVDの比はまだ五分五分で、成人ビデオの視聴を求めた一人暮らし大学生からのVHS需要がまだかなりあると見込んだのだ。果たしてタカハシがバイト先からコツコツと小出しに運搬したビデオデッキは、二人でキャバクラで遊ぶに足る金に変わったのであった。秋の深まるキャンパス内で勝手に店を広げて行商行為をしたことは、とてもよい思い出である。
③タカハシ・エリの勤めるキャバクラへ行く
もうどこの駅だったか忘れたが、そこは高架下の雰囲気すらある場末のキャバクラで、その安づくりに筆者らは逆に安心したものだ。呼び込みの男にタカハシ・エリの在否を確認し、ずんずん入店した。場末のキャバクラに居たワンピース姿のタカハシ・エリは、タカハシが好きになるだけあって幼くも聡明な雰囲気を持つショートカットの女の子で、廻りにいた画にかいたようなキャバ嬢とは違っていた。“指名を受けたことはない”と言っていたし、着ぐるみを着て呼び込みもしているということだったりと、おそらくは他のキャバ嬢とは違うかたちで雇われていたのだろう。同時の筆者はバンコクのゴー・ゴー・バーでワイワイやってすっかり勘違いしていたので、そのノリで場末キャバクラでも割と盛り上がることができたのだった。
確かタカハシはタカハシ・エリの大学受験まで献身的なサポートを続け、一緒に合格発表を見に行ったのだと思うが、これはタカハシの毎夜の妄想トークを筆者が思い出変換しただけの可能性がある。そしてその後タカハシはフラれたはずだ、それは確かだ。もう昔の話だし、タカハシは別のタカハシと結婚もしているので、このことをタカハシに根掘り葉掘り聞くこともないだろう。ただ初めて行ったキャバクラと、その資金を稼いだ思い出をここに残しておきたかっただけである。
この思い出の詳細は以下の通りだ、参考にしてもらいたい。
①タカハシとタカハシ・エリ
苦学生のタカハシは長く某衛星予備校にてチューターバイトをしていた。そこの予備校生タカハシ・エリのキュートな瞳に心をときめかせたタカハシは、ついには生徒名簿からタカハシ・エリの個人情報を入手して連絡を試みたのだった。露見すれば赤っ恥をかいてバイトをも馘になりかねないその行為は意外にも功を奏し、タカハシ・エリは好印象なメールを返信してきた。そのときのタカハシの浮かれる様は今も鮮明である。筆者の記憶が確かなら、タカハシ・エリは田舎から美容師か何かを目指して町へ出てきたものの、心変わりをして大学を目指し始めたという割と苦労人だった。生活費を稼ぐために夜はキャバクラで働いていた。そんな都会の孤独さが、タカハシの魔の手に引っかかるきっかけを与えたに違いない。タカハシはあの手この手を駆使して、タカハシ・エリの“家庭教師”として宅に上がり込む関係にまでこぎつけていた。タカハシ・エリは気持ちの浮き沈みの激しい部分があったようで、タカハシはそれに振り回されながらも野心的・献身的な家庭教師ぶりを発揮していた。人生で一番楽しく悶々とする時期である。
②タカハシが大量のVHSデッキを入手する
そんなおりタカハシのバイト先の某衛星予備校が、設備のDVD化のため20台ほどのVHSデッキを処分するという話を聞きつけ、“それを引き取って一儲けしようか”という話になった。当時はレンタルビデオ屋でもVHSとDVDの比はまだ五分五分で、成人ビデオの視聴を求めた一人暮らし大学生からのVHS需要がまだかなりあると見込んだのだ。果たしてタカハシがバイト先からコツコツと小出しに運搬したビデオデッキは、二人でキャバクラで遊ぶに足る金に変わったのであった。秋の深まるキャンパス内で勝手に店を広げて行商行為をしたことは、とてもよい思い出である。
③タカハシ・エリの勤めるキャバクラへ行く
もうどこの駅だったか忘れたが、そこは高架下の雰囲気すらある場末のキャバクラで、その安づくりに筆者らは逆に安心したものだ。呼び込みの男にタカハシ・エリの在否を確認し、ずんずん入店した。場末のキャバクラに居たワンピース姿のタカハシ・エリは、タカハシが好きになるだけあって幼くも聡明な雰囲気を持つショートカットの女の子で、廻りにいた画にかいたようなキャバ嬢とは違っていた。“指名を受けたことはない”と言っていたし、着ぐるみを着て呼び込みもしているということだったりと、おそらくは他のキャバ嬢とは違うかたちで雇われていたのだろう。同時の筆者はバンコクのゴー・ゴー・バーでワイワイやってすっかり勘違いしていたので、そのノリで場末キャバクラでも割と盛り上がることができたのだった。
確かタカハシはタカハシ・エリの大学受験まで献身的なサポートを続け、一緒に合格発表を見に行ったのだと思うが、これはタカハシの毎夜の妄想トークを筆者が思い出変換しただけの可能性がある。そしてその後タカハシはフラれたはずだ、それは確かだ。もう昔の話だし、タカハシは別のタカハシと結婚もしているので、このことをタカハシに根掘り葉掘り聞くこともないだろう。ただ初めて行ったキャバクラと、その資金を稼いだ思い出をここに残しておきたかっただけである。
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