ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

ホテル・ニュー・松ヶ枝

2017-01-07 15:19:28 | 生活
 ホテル・ニュー・松ヶ枝は、大阪府福島区にあるビジネスホテルだ。最近は口コミサイトなどで誰しもがホテルの評価を世界に公表できる世の中になっており、たかだか一泊数千円程度の安宿に何か過大な期待を込めてやってきた人々による、部屋が狭いだの、ロビーの対応がよくないなどといった悪しざまな書き込みが散見される。ホテル側もいちいち気にしていては胃痛になってしまうだろう。今回は、何かと大阪へ出張等で出かけることがある、ベイエリア独身日本式サラリーマン諸氏に、ホテル・ニュー・松ヶ枝の魅力を直接語りかけ、是非利用してもらおうという企画だ。


このビジネスホテルの特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。

①立地、周辺雰囲気
JR環状線の野田駅、地下鉄千日前線玉川駅前にあり、梅田でも難波でもアクセスは乗り換えなしで数分だ。周辺は賑々しくなく、また閑散ともしておらず、一人で入っても楽しめる家庭的な温かみのある酒場が点在しているため、夜は安全かつ楽しい。


②ホテル その1
昔ながらの、あの四角柱のプラスチックキーホルダーが付けられた鍵スタイルで、外出時はフロントにキーを預けるシステムだ。宿泊客以外の人間は部屋への立ち入りができないため、大事な会合の前夜に、廊下やエレベーターで明らかな商売系の女性と出会ってしまい、ついつい「俺も電話しようかしら、やめとこうかしら」と数時間ムラムラしたあげく、ついに電話して、さらに小一時間待たされ、久々の来日だからと張り切って長めのコースに挑戦したりして、翌日はもうふらふら・・という恐れがない。


③ホテル その2
小ぢんまりした大浴場が最上階にあり、西洋式風呂暮らしの我々が感じる嬉しさは小さくない。ただし展望風呂と銘打っているが展望は期待できない。


④ホテル その3
ここが最もお勧めの点だが、朝食の米が非常に旨い!これには訳があり、実はこのホテルは元々割烹“松ヶ枝”がホテル経営を始めたもので、今も1階は割烹レストランが営まれていて、そこで朝食をいただくのだ。ピカピカ光る米がお櫃に入れられており、ぺろりと平らげてしまうだろう。宿泊時の夕食にこの割烹で食事するのも一興だ。


 名前の通ったものは安心で、聞いたことのないものは恐ろしい。だから人は、初めて下り立った駅前に“ローソン”と“コンビニエンス ふじき”があったら迷わずローソンに入ってしまう。全国共通のマイルやTポイントカードが使えないお店はやがて淘汰され、最後に人々は「どこへ行っても同じ店ばかりで、つまらなくなったもんだな」と呟く。「あ、何この“ふじき”って。入ってみよう。」そんなバカげた好奇心が町に、そしてその後の人生にも色を与えるのだ。ただしその時、“コンビニエンス ふじき”に何やら過大な期待をするのは禁物だ。

コメントを投稿