まるみのあっちこっち巡り

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博物館明治村 現存最古の洋式燈台 品川燈台他3丁目

2019-06-10 00:15:00 | ミュージアム



品川燈台

旧所在地 東京都港区品川
建設年代 明治3年(1870)

明治政府は燈台建設のための技術援助を
フランス、イギリスに依頼、東京湾沿岸の
観音崎、野島崎、城ヶ島、品川4つの洋式燈台が
フランス人技術者により建設されました。

品川沖の第ニ台場に建てられたこの燈台の
光の届く距離は約18kmと記録されているそうです。
現存最古の洋式燈台として貴重な遺構は、
国の重要文化財に指定されています。







菅島燈台付属官舎

旧所在地 三重県鳥羽市菅島町
建設年代 明治6年(1873)

伊勢湾の入り口、鳥羽沖合の菅島に建てられた
イギリス人技術者の設計管理によるもので、
こちらも国の重要文化財に指定されています。

明治初期の洋式燈台では、
燈火の管理も外国人によって
行われたため、付属の官舎もレンガ造の
洋式住宅が建てられています。







神戸山手西洋人住居

旧所在地 神戸市生田区山本通
建設年代 明治20年(1887)代

木造総二階建の主屋と付属屋からなる住宅は、
明治20年代に建てられたものと推定され、
日本人増田周助の所有であったとか。







芝川叉右衛門邸

旧所在地 兵庫県西宮市上甲東園2丁目
建設年代 明治44年(1911)

大阪の豪商芝川又右衛門の別荘として建てられ、
数寄屋など日本建築の伝統とを融合した洋館、
後に京都帝国大学建築学科の創設者となる武田五一の設計。







芝川叉右衛門邸は、フジテレビドラマ
「オリエント急行殺人事件」(平成26年)の
ロケに使用されています。

こちらは15分程の建物ガイドを行っています。







北里研究所本館・医学館

旧所在地 東京都港区白金
建設年代 大正4年(1915)

日本の細菌学の先駆者北里柴三郎が建てた研究所の本館。
コッホのもとで、細菌学を研究し、破傷風菌の培養、
破傷風の血清療法によって学界に認められ、
ドイツ留学後、日本初の伝染病研究所を設立。

上下階とも廊下が建物の南面(前面)に通されているのは
顕微鏡観察のための措置で、光を変化の少ない北面から
採り入れる方が良いとの考えによるもので、
白衣を着た研究者が現れるような雰囲気が漂います。

NHKドラマ「花子とアン」、TBSドラマ「天皇の料理番」の
ドラマロケに使われた建造物です。

愛知県犬山市内山1番地

2019.3.22

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