雨が止んで、幻想的な小笠原の光景です。
小笠原諸島のうち人が住んでいるのは
父島と母島のみになり、
小笠原村の人口は2,592人(村のHPより)

主な産業は観光業、漁業、農業。
東京都なので都営住宅もありますが、
空きがでることはあまりなく、
単身用のアパートの家賃もお高いとか。
何しろ建築資材は、1000㎞も離れた
東京から船で運ばれてくるので、
家を一軒建てるのも大変なことです。

小笠原でしか見られないカラフルでありながら
可憐な花を見つけるとうれしくなります。

乾性低木林と湿生高木林に分かれる森林が
小笠原にのみ自生する固有の植物を育みます。

遠くにザトウクジラも肉眼で見えましたが、
カメラで捉えるには難しいです。

いつ水面に上がってくるのか予測できないので・・・。


「ボートでクジラ探し」のツアーと思われる
ボートが見えたので、ツアーは大成功でしょう。
ボートは約10名ほどの遊漁船で屋根のない船、
水しぶきがかかるのも覚悟しての乗船です。

小笠原では、人間の入植以前には多くの海鳥が
繁殖していましたが、外来種のネズミや
ノヤギによる生息地破壊のため、
海鳥の集団繁殖地が消滅してしまいました。
かつては四種の固有鳥類がいたそうですが、
現在生き残るのは「メグロ」のみです。
残念ながら写真の鳥とは違いますが・・・。

そろそろ「にっぽん丸」へ戻る時間でしょうか。
コロニアル様式を思わせるようなオシャレな
洋風建築が立ち並んでいますね。
父島の暮らしに息づく伝統文化も和洋混在、
様々な魅力を持つ唯一無二の小笠原。
年内にもう一度行く予定です。
東京都小笠原村
2023.3.19
