まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

篁牛人展 大倉集古館

2022-03-23 00:18:02 | ミュージアム



2021年11月2日(火)~2022年1月10日(月祝)に
開催されていた「特別展 生誕120年記念 篁牛人
昭和水墨画壇の鬼才」の展覧とともに
リニューアルされた建物も拝見しようと思います。

美しい水盤が美術館を取り巻くように新設。
このために建物全体を6.5m奥へ曳家し、
免震構造の地下階の増築し、オープンしたのが、
映像資料コーナーやミュージアムショップ。







水盤の周囲には遊歩道も設けられ、
水盤に囲まれて植えられた大きな柳の木が
中国の名勝風景を思い起こさせるような。

美術品を展示するための「建物」や「敷地内」も含め、
美術館全体を楽しむことができるのが大倉集古館。

戦前を代表する著名な建築家・伊東忠太の手による
独特の建物に内部も手の込んだ装飾が施されています。
空想動物も潜んでいるのですよ。







孤独と酒を最良の友とした異色の水墨画家
・篁牛人(たかむらぎゅうじん)(1901~1984)。

特定の師につくことも美術団体に属すこともなく、
孤高の画家牛人を知りませんでしたが、
チラシを見て、見たいと思いました。

大胆でありながら繊細で、デフォルメされた特異な形態表現、
独自の水墨画の世界のようですが、圧倒されました。
その大作は、大倉集古館にピッタリです。
よくぞここまで紹介してくださり、感謝です。

好きな画家の作品を心ゆくまで鑑賞するのも良いですが、
今まで知る機会もなかった画家の作品を
鑑賞するのも良いと思いました。
これも美術館の実力でしょう。







入館料:一般1000円(特別展は1300円)
The Okura Tokyoとのセット鑑賞券もあります。
ランチセット鑑賞券 5000円/茶菓セット鑑賞券2500円
次回利用し、ホテルからの眺望を楽しみたいです。

東京都港区虎ノ門2-10-3

2021.12.21

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