まるみのあっちこっち巡り

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福沢諭吉が眠る 麻布山 善福寺

2022-03-20 00:06:33 | お出かけ 東京



平安時代の824年に弘法大師によって開山された
「麻布山 善福寺」は、都内では、浅草寺、
深大寺に次ぐ古刹の一つで、
浄土真宗関東七大寺の一つです。







1232年親鸞聖人が訪れ、親鸞の高徳に傾倒し、
浄土真宗に改宗しています。
著名人の墓も多く、福沢諭吉も眠っています。

また、越路吹雪の歌碑があり、
代表曲の「愛の讃歌」の歌詞も刻まれています。

後ろの超高層の建築物は元麻布ヒルズ、
元は善福寺の所有地であったそうですが、
バブル前に森ビルに譲渡されたとか。







最初のアメリカ公使館跡でもあります。

銀杏が黄色く色づいた頃にと
思っていたのですが、
見事に散っておりました。







1859年善福寺は、初代アメリカ合衆国公使館として
ハリスと館員たちを迎えましたが、
攘夷を唱える人々の襲撃を受け、庫裡、書院などは焼失。
僧たちが、公使館員を守り日米の友好の絆を深めたそうです。

当時は、近代日本の礎を創った福澤諭吉や益田孝など
多くの偉人たちが足繁く訪れています。







1945年、東京大空襲で被害を受けました。







推定樹齢750年以上、親鸞自ら植えたとされるイチョウ。
親鸞のついた杖から生えてきたという伝承も。
枝か下のほうに伸びて逆さになっているように見えるため、
「逆さイチョウ」と呼ばれています。

大戦時の空襲で被災し、小さくなったものの
現在でも都内最大のイチョウ、
国の天然記念物に指定されています。

火災に強いといわれ、長寿であるイチョウ、
それを実感できる見事なイチョウです。

東京都港区元麻布1-6-21

2021.12.21

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