にしん御殿なるものの存在は承知していましたが、
興味はなかったのにもかかわらず、
朝ドラ「マッサン」を見てから
にわかに興味が出て、見学することとなりました。

すっかり魅了されての今回の北海道の旅です。

さて、いきなりこの見事な天井画。
併設の「小樽 貴賓館」では、日本画家が描いたという
天井画が迎えてくれることとなりました。
こちらから「旧青山別邸」へ入館します。
入館料は1080円、
興味がなかった頃なら高いと思います。

国 登録有形文化財に2011年指定、現在の価格に換算して
総工費35億円と言われる豪邸を拝見します。
残念ながら中の写真撮影は不可となっています。

青山家は祝津の網元で、にしん漁で巨万の富を築き、
大正6年から6年半あまりの歳月をかけて
建てられた別荘です。
北前船で運ばれた最高の素材と匠の技、
金に糸目をつけずに建てられ、
18室の各部屋の襖絵や書は、
当代一流の画家・書家が描いたものだそうです。
純和風建築の中に大正ロマンを彷彿とさせる
モダンな洋室、日本海を見下ろす眺望、
趣のある枯山水の庭園などを見学しました。
これが別荘なら本宅はどのような邸宅なのでしょうか…。
北海道小樽市祝津3-63
2015.4.29