今更ながらなんですが「ものごとは外見で判断してはいけない」のです。
わがままな私はぱっと見た目のインスピレーションで
ものごとを瞬時に判断してしまう悪いクセがあります。
特にレストランやカフェは「あ、この店はダメ」となっちゃう。
それですごく損をして反省したのがこのお店
我が家から徒歩で行けるそのお店の外見
スリランカの国旗がはためいてるし…
入り口はこんな感じ…私をご存知の方ならお分かりでしょう?
絶対に私が入りそうもないお店です。
お料理はスリランカ料理とメキシコ料理…
なんなんだ~!その組み合わせ!
お店の名前は「わさんたらんか」
スリランカのワサンタさんのお店って意味だそう(笑)
これが店主のワサンタさん
来日11年目です。
ずっと表参道のメキシコ料理店で修行し独立
結婚、子育てを機に「田舎で子育てしたい」と
高校の先生である奥様の職場復帰に合わせて何の縁もない熊本へ。
人のこと言えないけど面白い人生ですね。
意外と美味しいスリランカのライオンビール
正統派のしっかりとしたラガー(スタウトもあります)
突出しの サルサは絶品!
トマトとオニオンにガーリック
酸味がほどよくこれだけおかわりという女性客も多いのだとか…
歩いて来たから(徒歩7~8分) 今日はビールのつまみをいろいろ試そう!
メニューは奥様の手描き
基本的にはカレーを中心とするスリランカ料理と
タコス中心のメキシコ料理が選べます。
気分で食べ分けられてお得かも…
今回はメキシコ料理で攻めてみましょう。
最初はアボカド大好きな私は絶対にワカモレ!
ワサンタさんおすすめのガーリックシュリンプ
お皿はほとんどがスリランカの陶器です。
お肉をとろとろに煮込んだケサディーヤ(やばい!入るかなあ…)
愉快なワサンタさん「光永さん、食べすぎ!」
でもどれも美味し~い!
最初に戻ります。
で、なぜこの店に入ったのか。
地元紙の一面を飾ったこのお料理の写真
おいしそうでしょう?
それがこの「カマロンテキーラ」(ご心配なく。これは別の日にいただきました。)
はっきし言ってこの辺で食べられるのは奇跡に近い絶品!
サワークリームのマイルドな酸味になんだかとっても深い味がプラス…
美味しさの秘密はテキーラなんですって。
ワサンタさんの悩みはここでは食材がなかなか手に入らないこと。
配達してもらうものの、お客が多い時には品切れもあります。
「今日はエビがないんだよね」とか「サワークリームが切れちゃって」とか
今ではそれだけ大人気のお店「わさんたらんか」
ワサンタさんや奥様の人柄も魅力的なれど
お店の作りや好みなどぶっ飛ばしちゃう勢いの絶品グルメ
もう私、メロメロなんですけど…
こういう「え?」な雰囲気のお店って、大抵そんな気がします?
よほど内容がステキじゃないと居心地悪しになりがちだけど、
これはいいわー。
てか、久さまが惚れこむんだからウマイに決まってる。
店舗デザイナーがステキで、中身が「怒」なお店も多いなか、
この裏切られ方は超OKですね。
あとは食べ過ぎにご用心!
かなり勘はいい方だと思うけど
外れた時はショックよね(笑)
そこそこのお店でそこそこならまだしも
ステキなのに中身が「怒」って…分かる分かる。最悪!
こんないい加減な(失礼)作りで驚きの中身って
東京のガード下とか下町ののれんとかではたまにあるけど
まさか熊本のど田舎であるとは想定外でした。
バランスって大切だけど、アンバランスの妙ってのもまたおつなものですね。