早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

良 縁/似た者同士

2014年06月16日 | 良縁



        5月の連休前後から我が家のそばで気になる鳥を発見

        ハトくらいの大きさなのですが飛翔している時の翼の形が
        まるでトンビやタカのような勇しさ…

        低く飛びながら「キョッキョッキョッ」とず~っと鳴いてるんです。
        朝の4時台から鳴き始めるのが困りもの(笑)
        その主が誰なのか最近やっと分かりました。

        飛んでいるときこそ「キョッキョッキョッ」ですが
        木に止まっているときの鳴き方は「トッキョキョカキョク!」
        間違いなくホトトギスです。

        

        ホトトギスはカッコウと同じように他人の巣に自分の卵を産みつけて
        代理人に子育てをさせる”托卵”という習性を持っています。
        ホトトギスは特にウグイスの巣がお気に入りだとか…
        そういえばこのあたりはこの時期でもウグイスがたくさん鳴いています。

        ちなみにカッコウはホオジロやモズの巣がお好き。
        素人には見分けがつかないほど姿形が似ている両者ですが
        カッコウの方が少しばかり大きいのでウグイスの巣じゃ小さいんでしょうね。
        もちろんカッコウの鳴き声は「カッコー!」です。
        残念ながらまだこの辺では聞いていません。
        阿蘇に行けばたっぷり聞けますがね。

        
        カッコウは目つきが鋭いなあ…
        昔、東京の狛江市に住んでいた頃、早朝、窓の外でカッコウに鳴かれて
        あまりの大きな声に飛び起きたことがありましたっけ。(笑)
        
        もうひとつ、やっと違いが分かった生き物がこちら…ニホンアマガエル 

        

        家の周囲には大勢のアマガエル…見つけるのには苦労しません。
        「クワックワックワッ」と体の割には大きな鳴き声で雨を知らせてくれます。
        アマガエルには目から耳にかけて茶色い線があるほか
        周りの色に擬態した保護色になることができます。

        

        梅の枝のこの子なんてすごいまだら模様…でもこの黄緑は目立つぞ! 

        さて、お隣の田んぼから美しい鳴き声がします。
        アマガエルの大声とは違い、少し高めの澄んだ声は「ケロロ…ケロロ…ケロロ…」
        冗談のような理想的なカエルの鳴き声…
        いったい誰なんでしょう?

        

        その主はシュレーゲルアオガエル
        こちらは混じりっっけのないきれいな黄緑色の姿で日本固有種なんだそうです。
        名前は聞いたことがありましたが
        今まで田んぼの近くに住んだことがなかったから鳴き声を聞くのは初めてです。

        

        「クワックワックワッ」「ケロロ…ケロロ…ケロロ…」「トッキョキョカキョク!」
        なんとも優雅じやありませんか。