small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

旅人飲み、侵入者あり

2010年03月08日 | 私の感じたこと
自由な旅人が集まって、気ままに飲む。
旅人たちが旅の話やら、一休みしている日本での生活を語る。
それが“旅人飲み会”であったはず。

少し前から異変あり。少しづつ侵入者あり。

まったく気付かなかった。誰も気付かなかった。
まさか、こんなことが待ち受けていたとは・・・

異変の兆候は・・・
友人の話からだった。
旅人飲みで知り合った人から、お化粧に興味があるならメイクしてあげると言われたり、飲み会やら色々なイベントに誘われたりしているとのこと。
友人は誘われるまま、豪華な家のパーティーや飲み会へ行ってみた。
何かおかしい、どこか変だ。
そんなことを感じながら、冷静な彼女は見極めていく。
これって宗教?もしくはマルチ商法?
そんな思いを持ちながら、彼女は最後まで付き合った。
誘われた飲み会へ行くと、彼女以外は某マルチ商法の人々・・・
強引に勧めはしないが、少しづつ外堀を囲われた。
彼女には、何も被害はなかった。
だけど、旅人ということを利用されたように感じた。
旅をしながら稼げる方法があると言っていたそう。

昨晩、約20名ほどの旅人飲み会あり。
顔見知りの方たちとマルチ商法の方が半々。
待ち合わせたときに、何だこりゃって思った。
飲んでいるときも、旅の話の間から例の豪華な家の話が聞こえたり、旅人たちがマルチの人々と気楽に連絡先を交換していたり・・・
友人から話を聞いたときも悲しかった。
飲んでいるときも悲しかった。
純粋な旅人たちに、金欲ってエゴが巣くっていくように見えた。
真実を知っていたのは、私を含め3名のみ。
いったい、どうしたらいいんだろう。

マルチ商法の人々は、悪気はないのかもしれない。
いや、悪気を感じないだけなのかもしれない。
彼らは最初に名乗ることなく、最後の最後に本当の姿を知る。
自分たちの商品に自信があれば、最初からそう伝えるべきではないか。
商品は良いモノなのかもしれないが、彼らのやり方が好ましくない。

逃げおおせた友人には、すでに興味を失ったようだった。
彼女と懇意な私ともう一人の友人には、まったく近づいて来なかった。
ここに彼らの真意があると思う。
カモ以外に用はない。

帰り道に、いつもの顔見知りの旅人たちに真実を伝えた。
事実を知っていて、彼らと付き合っていくのは自由である。
ここからは自己責任だろう。
ただ友人と同じ道を辿って欲しくはない。
最近ではmixiなどでも勧誘をしているそうだ。
今回も始まりはmixiだったような気がする。

この内容を載せるか迷ったけれど、こんなことが日本ではあると知って欲しかった。
旅先では気楽に連絡先を交換する。
日本でも旅人同士、すぐに仲良くなる。
だけど、こんな落とし穴もあるのだ。