里山のちから

そば屋大海戸を閉店し、里山活動をスタート。里山での農業体験、もの作り、交流会、イベントの案内や様子お伝えして行きます。

桜の病気  こうやく病

2014年02月02日 | 里山のちから 通信など

大海戸の庭にしだれ桜があります。Dscn1928

この冬桜に異変が起きました。

農楽(のら)の会の師匠が、

炭焼き準備の時に素早く見つけ、

「こうやく病にかかっているよ。

ほっとくと枯れちゃうよ!」

と言われました。

早速手持ちの本

「図解病害虫の新防除法]で調べると

_枝や幹にフェルト状のかびが生える病気。

菌糸膜の色によって

黒色・灰色・褐色こうやく病と呼びます。

桜・きり・クルミ・エゾマツなどにDscn1924

よく見かけます。

病菌は初めカイガラムシに寄生し、

後にカイガラムシの虫体を覆います。

菌にカイガラムシは保護されます。_

カイガラムシは何と400種類もいるそうで、

クワシロカイガラムシ(写真4)もその1つ。

庭の桜には、

何カ所もフェルト状のかびがありました。

師匠に石灰硫黄合剤を分けていただき

10倍に薄めて、刷毛で薬を塗りました。

これでうまくいくといいのですが。

(2枚目の写真は楽剤塗布前)Dscn1935

薬剤を塗ったかびは

色が変わります。

これで菌が死んだことになるのか?

しばらく経過観察することにします。

植物も人間と同じで病気になるんですね。

しっかりと病気対策の知識も

仕入れなければならなくなりました。

庭をぐるっと見渡すと、

モミジやネコヤナギは幹がおかしいし

竹林のアオキやヤツデは

葉が黒くなっていて

スス病のようです。Kaig32

じっくり庭に関わるようになったら、

植物たちの小さな悲鳴が

聞こえるようになりつつあります。

植物の手当ができる庭師、

そういう人に私はなりたいな。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当に 怖い病気ですね。 (わか)
2014-02-02 20:51:11
本当に 怖い病気ですね。

師匠に 教えて頂いて 良かったですね。

回復を祈ります。
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