カンアオイ

野草の観察・ハイキング・旅行・散歩などメモ的な身辺雑記。

アラセイトウ

2007年10月02日 | 音楽
あらせいとう
人知れず袖に涙のかかるとき、かかるとき、ついぞ見馴れぬよその子が あらせいとうのたねを取る。丁度誰かの為(す)るやうに ひとり泣いてはたねを取る。あかあかと空に夕日の消ゆるとき、植物園に消ゆるとき。
作詞 北原白秋 作曲 多田武彦
浦安男性合唱団の第8回定期演奏会(2007/9/30・浦安市文化会館大ホール)
Ⅰ部:ドイツ合唱曲 ローレライ…。Ⅱ部:男性合唱組曲「東京景物詩」から「あらせいとう」「八月のあひびき」「冬の夜の物語」「夜ふる雪」、詩集「思ひ出」から「カステラ」、「水墨集」から「初秋の夜」。Ⅲ部:イタリア古典歌曲集 オンブラマイフ(ラルゴ)…。Ⅳ部:アニメ名曲集 もののけ姫・君をのせて…。
以上、四つのステージで日ごろの研鑽の成果を存分に披露してくれました。プログラムのほかに詳しい歌詞カードまでが添えられ、丁寧なおもてなしの心が感じられました。

私は第Ⅱ部:日本歌曲が初めて聴いた歌でしたし、特に感銘深く印象に残りました。音楽会では何度か聴いたことのある曲も、初めて出会える曲もあるので、それが楽しみでもあるのです。弱音部で歌う合唱の清んだハーモニーが好もしく思えました。団員M/Kさんのご好意で家内や友人と楽しいひとときを有難うございました。なお、念のため「あらせいとう」とは何の花なのか?と調べましたら「ストック・アブラナ科」の和名であるのが判りました。花の名前が分かると、詩の内容の理解が一そう生き生きして詩情を汲み取ることが出来ました。
参照(FYI)⇔LINKあらせいとう(ストック)

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