朝日カルチャーセンター☆ブログ

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寺山修司とその時代 【大阪】

2006年12月05日 22時00分15秒 | 中之島教室
寺山修司といえば・・・

「・・・」の部分に入る言葉はたくさんありますが、私にとっては歌人です。
最も有名な歌は、次の2首ではないでしょうか。

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや

ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし


ただし、これは彼の才能の一部で、次のような仕事を挙げて語られることが多いようです。
曰く、「書を捨てよ、町へ出よう」「家出のすすめ」などの著者、劇団「天井桟敷」主宰、映画「田園に死す」「さらば箱舟」などの監督、俳人、カルメン・マキの「時には母の無い子のように」や「あしたのジョー」のテーマ曲の作詞家、競馬評論家など。

彼の仕事はいつも実験的で混沌としていた時代を常にリードしてきました。世界の殻を打ち破り、新たな地平を見いだそうとする独創的な活動は谷川俊太郎や唐十郎といった同時代人は元より、後の多くの芸術家に絶大な影響を与えています。

その寺山の公私を最もよく知る元夫人で女優の九條今日子さんと、最も信頼を寄せていた編集者の白石征さんを招いて、「寺山修司」を語りつくす講演会を来年2月25日に大阪・中之島の阪大中之島センターで企画しています。九條さん達は、皆さんと寺山について語りあえることを大変楽しみにしています。タイトルは「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」という井伏鱒二の漢詩訳からとりました。この言葉が、寺山の頭の片隅にはいつもあったようです。いつも前だけを向こうとした、青春の香りが横溢する彼の世界にお連れします。

お申し込みは、下記からどうぞ。
「寺山修司とその時代―疾走せよ、さよならだけが人生だ―」


(ジー太先輩からでした)
コメント
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