ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

観察力とプログラム

2012-10-18 14:17:40 | ひとの幸福
例えば、「ねぇ、今お金持ってる?」と自動販売機の前で言われる。

その言葉を理解するのは3、4才児でも出来る。

あなたは現在お金を持っていますか?という意味だ。

暮らしの中ではこういう時、

その言葉を聞いて、「はい、持ってます」と答え、それでおしまいになることはない。

その人はその時お茶を飲みたかったのだけど、コインがなくて、

隣にいた私にちょっと貸してという意思があった・・というようなことかと察することが出来る。

どういう意図でその人がその場でその言葉を発したか・・

そのひとのその時の言葉の奥にある意志を “感じ”取っている。

「あるよ、幾ら要る?」なんてすぐに対応している。

自然に観察し、対応している。

何故そういう言葉の奥にある意志がわかるのかといえば

そういう場合にお金持ってる?と聞かれることはお金を使いたいということ・・

・・というようなプログラムが潜在意識に既にインストールされているからである。

それまでの人生の体験による観察によって創られたものだ。

小さな子供にはそういうプログラムはインストールされていないので、

お金持っている→持ってない・・で、終わりになる。

けれど、大人のそういうやり取りを何度もじっと観察し、自分のものにする。

(潜在意識にインストールする)

子供はこうして大人になるんだけど、

子供の潜在意識の材料・プログラムは全て周りを観察したもので出来ている。

そういう意味で子供は周囲の大人で創られている、と言っても過言じゃない。

どんな人間になったらその子が幸福か、描いて、そうなるようになるように行為することかと思う。

子供や小さな人はそれをじっと見ている。

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