ムカデとことこ

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気にいらない

2012-10-30 13:41:42 | ひとの幸福
「気にいらない」という言葉が在る。

「入らない」と書いて、いらない とも はいらない とも読むけど、

「気にいらない」という言葉は、

気というものに 入らない(はいらない)ということなんだろうか。

と、いうことは自分の「気」の容量を超えている、ということかな。

「あの人は気が大きい」という言葉もある。

それは受けいれる容量が大きいということなのかな。

反対に「気が小さい」というと、

些細なことに拘るとかいうイメージがある。

やはり受け入れ窓口が狭いという感じかな。

気に入らない という自分の心の現象は、

自分の受け入れ窓口が狭くなっている、という状態かもしれない。

勿論悪いことじゃけど。


若い頃、歌謡曲、演歌の中のある種の歌詞が全く気に入らなかった。

「女の未練」だとか、「捨てないで」とか、

「女のみち」だとか、そういう言葉が気にいらなかった。

今は「こういうふうに思う人も世の中はいるのかもしれないな」という感じになった。

私の「気」の容量が大きくなったんだろ。

よくある言葉で言うと、受け入れられるように“なった”

何を受け入れられるようになったかといえば、

それが在ることをだ。


在るものを否定するのは不毛。

否定することによって、それがなくなる、

・・ということになればいいんだけど、そうは決してならない。

反対に増大することは大有り。


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