ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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ひとつの細胞と一人の人間

2014-01-31 10:27:29 | ひとの幸福
生命はデザイナーを持たないけど、

最初の方の細胞は隣近所と

あなたがそうなら私はこうする・・みたいななり方で

それぞれの臓器になったりして、

全身という身体になるらしい。

福岡伸一ハカセの「動的平衡」にあった。

そして各細胞は周りの細胞と連絡を取り合って、仲良くしている。

その臓器になった細胞は遠くの細胞のことは知らないんだと思う。

遠くにある細胞で作られた臓器があることなんかも知らないんだろう。

そしてそのもの、その臓器としては変わらないけど、

脱皮するみたいにいつも新陳代謝してる。

新しいものと入れ替わっている。

そうして細胞の集まり・全身という身体は

全体が調和しながら始終動いているんだと思う。


人間で云えばこういうことになるんじゃないかな・・・・

各人が家族や隣近所、職場の人、友人知人と仲良くできることで

世界が平和な幸福なものになる。

遠くのひとのことなんて気にしなくていい。

誰もが自分が接する周りのひとたちと本当に仲良くやれたら、

世界中が幸福になる。

誰もが自分の事だけやればいい。

世界平和なんて考えなくていい。

そんなデザイナーは要らない。

自分が幸福になることが全部の幸福。

各細胞がやってるのと同じ作用で。

細胞が新陳代謝してることも真似しなければならないね、

脱皮しながら成長すること。

『一つの細胞=一人の人間』で、

『全身=世界・宇宙』。

ねぇ、そんな気がしないかな。

細胞が自然に行なう作用を人間も出来たら、

世界も人間の身体のように調和したものになる。

けど、実際今の世界もそれなりに調和している。

わたしたちの身体もそれなりに調和している。

でも不自然な調和だ。

戦争や紛争があったりする世界だし、

脳梗塞や心筋梗塞や糖尿病や心不全やガンなんかに冒されたりしてる身体だ。

でもそれも調和の姿といえるもんだと思うんだ。

そうなって来た条件のうち一つでも欠けていたら、

そういう姿になってはいないという意味での調和。

でもそれも本当に美しい調和に至る道筋にあるんだと思う。
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