ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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コトバ

2012-10-12 10:02:01 | ひとの幸福
物を落とすと、割とすぐにイブは「お母さんが拾う!」と言う。

何か不自然な感じがしていた。

親が「自分で拾いなさい」なんて言うと、すぐに「お母さんが拾う!」。

いたちごっこ。

これはなんなんだろう・・どうしてこうなるんだろう・・?

イブは3才と1ヶ月。去年5月会ったときに比べるとコトバが飛躍的に増えた。

親は子が言葉を話すようになると、どうしてもコトバに頼るようになる。

あーしなさいこーしなさい、という便利なコトバを使うようになる。

コトバで相手(子)を動かそうとする。

そしてコトバを使い始める子供は2才前後からだ。この時期の子供は京大のチンパンジー?の研究でもあったけど、

(以前引用したことがあった)

生活習慣などは周りの大人の行動を的確に緻密に観察し、

言葉によらなくても全部その通りやれる(真似る)ようになる、という。

この時期の子供の脳波もそうするように“なっている”よう。

その脳波のときは大人でも鵜呑みモードなよう。

子供は親の“言う通り”には“ならない”けれど、親の“する通り”に“なる”。

この例も、この通りの現象が起こっている、んじゃないか・・・

「自分で拾いなさい!(自分で落としたんだから)」とコトバを発するので、

その言葉使い、イントネーションを観察して真似る・・「お母さんが拾う!」

前も書いたけど、自分がしたんだから自分で落とし前をつけろ、という理屈は子供には通用しない。

それ以前の人生で自分のことは自分ではない誰かがみんなやっていたのだから。

オムツの交換、洗濯、食事、移動、全てやってもらうのが当たり前だったので。

なので、理屈ではない、「拾いなさい」というコトバ、そのイントネーションを真似ている・・・!?

・・・そんな気がする。


“コトバ”で教える、のは、知識であって、その人の行為や行動じゃない・・んじゃないか。

そこのところ、大人は間違えているんじゃないか・・

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