ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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人間の子供

2012-10-22 12:58:52 | ひとの幸福
昨日は一日友人の子供1才9ヶ月と付き合った。

この頃の子供をその子供のするがままにしていたら、

子供はすぐに怪我をしたり、すぐに死んでしまうかと思った。

当たり前のことかもしれないけど、実にそう思った。

危ない所でもそんなことわからないから、関心の向くまま突っ走る。

危ない所、なんて書いたけど、

その子供にとっては“危ない所”なんて認識はないのだから。

車、道路、店、池、海、動物、全て恐いもの無しだ。

分別が無いとはこういうことなんだろう。

何が危険かを子供の潜在意識のプログラムにインストールする時期でもあると思う。


下条信輔教授の『まなざしの誕生』にもあったけれど、

赤ちゃんはヒトとして扱われることでヒトになって行く。

人間はこころ・気持ち・認識を持つものとして育てられればヒトになる。

狼として育てられれば自分は狼だとなる。

これは狼少女の例なんかで明らかだ。

~として扱うことでひとはそうなってゆく。ピグマリオン効果。

ヒトが他の動物に比べ、何故、極端に未熟で生まれて来るのかは・・

人間として扱われる、という体験をしないと人間には、なれないからで、

その体験期間がどうしても必要だからなのかと思う。

そんなふうに未完成で産まれて来ないことには人間になれない。

三つ子の魂百までもという諺があるけど、本当にそうなんだろうと思う。

もし人間が産まれてすぐに馬やキリンのように立てたり歩けたりしても、

認識経験がないから、当然分別も無いわけで、

勝手に動き回りすぐに危ない目に遭ってしまうだろう。


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