震災で軒並みイベントが中止となっている中、3/28(月)第33回読売GINZA落語会は予定通り開催された。
今回のメンバーは喬太郎師匠を筆頭に私好みの噺家さんばかり。
少し残業して会場のルテアトル銀座へ。
1Fから閑散としていて、お客らしき人が誰もいない…。
会場の3Fに行くと、これまたシーンとしてスタッフしかいなかった。
始まっているんですか?と聞くと、ハイと言われた。
東京の落語会は大概19時開演なので、てっきりそうだと思っていたら、なんと18時半に始まっていた。
と言う訳で、1人目の菊志んさんの落語はラストの方を声だけ聞くことに。
2人目の三三さんで席に着き見渡すと、ちらほら空席もあった。
チケットは完売していたが、やはりいろんな事情で来られない人がいつもより多かったようだ。
プログラムには演目が記載してあった。
喬太郎師匠は「母恋いくらげ」だった。
この話はひょんなことから子くらげが母親からはぐれてしまい、海の仲間タコ、イカ、カレイ、ヒラメ等出てきて小さな子供にも楽しめるかわいい噺。
だけど、…連想させると思われますので、この噺は止めにしますと。
そこまで私は思いつかなかった。
●「権助提燈」 古今亭 菊志ん
●「崇徳院」 柳家 三三
●「猫忠」 柳亭 市馬
仲入り
●「純情日記 横浜編」 柳家 喬太郎
●「宿屋の仇討ち」 春風亭 昇太
喬太郎師匠はこの日まで11本の仕事がキャンセルになったそうだ。
チケットも払い戻しされるくらいだから、当然ギャラももらえないんだろう。
サラリーマンではないので、収入減になってしまう。
それでもノリノリで自作の新作落語を演じ、束の間大笑い。
帰り道は定期があるので「三越前駅」まで歩くことにした。
銀座は節電で真っ暗だよと、4丁目に勤めているNさんが言っていたが、日本橋に向かって歩くと企業が遅くまで煌々と電気をつけ仕事をしているので、すごく明るかった。
宇多田ヒカルがtwitterで「最近、東京のビル、お店、病院も節電のために照明の量減らしてるけど、正直これで充分明るいじゃん?と思う。前が明る過ぎたというか。外国に比べて日本の町って外のライトも屋内も明るいんだよね。」とつぶやいたが、私も同感。
暗くても「営業中」の看板があれば、やってるってわかるし。
今の暗さにも慣れてきたので、長期戦でも私は大丈夫!
そしてここのところ見送られている計画停電をなんとか回避できないものか…。