Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

伊豆・紅葉の天城山縦走 2日目

2022年11月29日 | 
11/27(日)、朝食を取らず、お弁当対応で早出の予定でした。
ところが出発前日にツアー会社からメールが届き、宿で朝食を頂いてからの出発に変更しましたと。
そりゃあ宿で取った方が落ち着きますし、それならそれで了解ッス。
でも時間的に大丈夫なのか?
きょうは天城トンネル登山口から天城縦走路を歩き、いくつかのピークを超え、天城高原ゴルフ場にゴールするのです。
7時からお食事処へ。
昨晩と同じ仕切りされたお皿におかずが並んでいました。
きょうはきのうより長丁場ですから、しっかりいただきますよ。
番狂わせはこの後です。
8時半に予約したタクシーが、待てど暮らせど来ないのです。
杉本ガイドがタクシー会社に電話をかけるも、予約されていなかったと。
正直、旅行会社でそんなミスある?って思いましたよ。
朝からこのつまづき。
急遽、東海バスで向かうことになりました。
早足でバス停へ。
橋の欄干上にあるのは源泉を各施設に配る銀色の丸パイプ。
この出が悪くて、きのうはお風呂が溜らなかったのかなぁー。
バス停に着くと、河津七滝駅9:05発のバスがありました。
少し待つとバスがやってきました。
おっ、河津七滝ループ橋ですよ。
実際見るのは初めてで、テンション上がりました。
バスはぐるぐると上がって行きます。
ちょっと目が回る感じ。
天城峠バス停で下車。
このバスに乗ることができて、よかった。
新天城トンネルを抜けてきました。
やはり旧天城トンネルの方が風情がありますね。
そのトンネル脇の自然歩道を上がり、まずは旧天城トンネルへ。
道は整備されていて、とても歩き易かったです。
坂を上がると、そこがきのう訪れた旧天城トンネルでした。
まあ人がいっぱい!
日曜日だからか、団体さんでトンネル前はこの賑わい。
歩こう会の方々?は準備体操を始めちゃってるし。
トイレが混まないうちに先に済ませて、サッサと出発!
トンネル右脇の伊豆山稜線歩道から再スタート。
東屋にはトレラングループも準備中。
すぐに追い抜かれそう。
団体御一行は旧天城トンネル内へ吸い込まれていきました。
よかったぁ~。
すぐに天城峠に着きました。
これで♪天城越え~♪でしょうか。
休憩していると、後発のトレラングループが反対方向へ走って行きました。
1人だけコスプレの女装ランナーもいて、目立ってました。
天城峠から八丁池方向へ。
向峠に着くと、案内板の上には
こんなかわいい石が置いてありました。
手前の橋は傾いているので、使わないで歩きましょうと杉本ガイド。
八丁池手前で見晴台入口の案内板が。
遠回りになるけれど行ってみることにしました。
階段を上がると、八丁池が見えた!
この後、あそこまで行きますよ。
残念ながら富士山は見えず。
でも下田方向の海岸線がはっきり見えました。
山並みも晩秋を思わせる色合い。
右のピークは青スズ台。
八丁池まで下りてきました。
日曜日なのでお昼休憩を取る登山客が大勢いました。
ワタス達もここでランチタイム。
ここら辺りで帰りの電車に間に合うんだろうかと一抹の不安が・・・。
旅行会社からは復路の電車アクセスが2本推奨されていました。
JR伊東線でゆっくり帰るか、特急で時間を節約するか?
早く帰りたいし、乗ったことがないのでここは大盤振る舞い。
サフィール踊り子のチケットを取りました。
全席指定で、しかも全席グリーンというゴージャスな電車です。
画像はJR東日本からお借りしました。
その時間は伊東駅17:35発。
朝のタクシーが来なかったハプニングにより、既に時間はかなり遅れ始めています。
参加者全員このサフィール踊り子の切符を取っていると杉本ガイドには伝えてありました。
なのできょうは朝からかなりのハイペース。
先程の昼休憩もあっという間に終わりました。
八丁池を過ぎると、どこをどう歩いてもいいくらい広い平坦な場所に。
倒れそうで倒れない木。
このままバランスをキープするのか?
いったいどこかメインの登山道か、思わず杉本ガイドも迷うほど。
ようやく本線と合流。
白田峠を通過。
そこから30分の戸塚峠で小休止。
上りでもまったくペースを緩めない杉本ガイド。
もう息が上がり、ゼイゼイです。
小岳手前はロープ場が出てくるほど岩場の急登でした。
小岳 標高1,360mに着くも展望はなし。
ピークという感じがしませんね。
そしてやっとこ万三郎岳 標高1,405.3m。
この時点で15時を回っていました。
ついに杉本ガイドから、申し訳ないけれど17:35発のサフィール踊り子には間に合わない宣言が。
それならもう少しゆっくり歩いてくれたらいいのに・・・。
ゴールの天城高原ゴルフ場までは、あと4.4km。
コースタイムで120分。
ゴルフ場から伊東駅まではバス移動ですから、乗れないことは確定です。
お大臣列車のサフィール踊り子に乗りたかったのにぃー。
残るピーク、2.1km先の万二郎岳に向かいます。
あら、「まんざぶろう」だと思っていたら「ばんさぶろう」なんですね。
先ほどは見えなかった富士山がほんの少し顔を出しました。
一瞬元気になりましたが、すぐに気持ちはDOWN。
それにしてもコースが長い。
平坦なのはうれしいけれど。
この縦走路にはよくあるピンクリボンの目印ではなく、
水色と黄色のウクライナの国旗のような目印がたまに木にくくりつけられていました。
皮肉なもので、ロシアが侵攻しなければ、ウクライナの国旗を知ることもなかったでしょう。
斜めになっているハシゴ。
それでもかかっているだけでありがたいッス。
ついにゴールのゴルフ場が見えた!
万三郎岳から1時間10分ほどで万二郎岳に到着。
ボロボロの山頂標識。
ここには標高1,320mとありますが、新しい方には標高1,299m。
ずいぶんと差が出たものです。
かなり日が傾いてきました。
足がお疲れモード全開だというのに、もうひと踏ん張り。
小さな岩に上がり、夕焼けを撮影。
ここで16時10分。
さあここからの下山がまた大変でした。
登山道がドロドロなのよ。
岩場では参加者の1人が滑って転倒。
秋の日はつるべ落としですが、もう初冬ですからね。
みるみるうちに薄暗くなったと思ったら、真っ暗に。
早朝発ちでヘッドライトを点けることは多々ありますが、陽が落ちてから点けるのはいつぶりだろう?
もうサフィール踊り子に乗れないことは明らかなのに、杉本ガイドのペースは加速するばかり。
できるだけ全員のライトで登山道を照らしたいのに、最後尾だったワタスはまあ離されること。
待ってくれ~、灯りの仲間に入れてくれー。
万二郎岳から1時間20分ほどで、ようやく天城縦走路入口に着きました。
そこが天城高原ゴルフ場バス停でした。
真っ暗の中、登山ウエアの男性が1人バス停に立っていて、おぬしもかっ!
時計を見ると17:34。
あと1分でサフィール踊り子が出るところですょ。
そしてバス時刻表を見ると17:40発と。えっ、あと6分で。
それが終バスですから、もしこれを逃していたら、どうしていたんでしょ?
だから急いでたのかぁ~?
このツアー、当初7名の参加があったものの直前で次々キャンセルが入り、緊急中止も考えたそうな。
杉本ガイドの協力で3名でも催行しますとツアー会社。
その杉本ガイドが、きょうは3名でよかったと。
もし7名だったら、おそらくバスに乗り遅れていたことでしょう。
小1時間バスに揺られ、伊東駅に着くも特急は既になく、全員で各駅停車に乗車。
参加者1名と杉本ガイドは熱海で新幹線に乗り換えていましたが、
特急券とグリーン券の損失があるというのに、これ以上出費するのはなんだか悔しく。
そのまま延々各駅停車で25駅目の東京駅を目指すことにしました。
途中、あまりに登山靴が泥だらけで、車内に泥が散乱。
床をウエットティッシュで拭くわ、停車時間が長い駅では歯ブラシで靴底の泥をこそぎ落とすという始末。
もう最後の最後までなんてこったい!
乗れなかったサフィール踊り子の乗車券だけを利用し、東京駅で下車。
朝弁対応で早発ちしなかったこと、タクシー予約が入っていなかったこと、
特急に間に合わせるべく速いペースも結果むなしく、なんだかなぁーの1日でした。
いつかサフィール踊り子には絶対乗ってやるぜぃ!

乗る時は景色が楽しめるよう、日が落ちる前だな。

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